第2話「ご機嫌」夢主 ページ3
敦くんと初めて会ってから、数か月が経った。
最初はお互い緊張していた私たちも、いまではすっかり気を許せる存在だ。
始めは怖かった
「いろは、最近何かご機嫌だね?いいことあった?」
敦くんのところへ行こうとしたとき、同じ部屋の友達、唯がそう私に問いかける。
「うん!!新しい友達ができたの」
そう、笑って答えると唯は「ふーん……」と少し何かを考えた後、何かいいことを思いついたらしく、目を輝かせる。
「じゃあさ、あたしにも今度その子と会わせてよ!!!!!」
「……え?」
「いろはが笑顔になるくらい素敵な子なんでしょ?あたしも会ってみたい‼」
ニィーと、太陽の様に笑う唯に、私はあっけにとられる。
「……分かった、今日聞いてみる。それで良いよって言ってくれたら明日会いに行こう‼」
「うん、楽しみにしてる!!!!!」
その事を敦くんに伝えると、少し照れくさそうに「僕で良いのなら」と笑ってくれたのだった。
敦くんと私の楽しい時間に、唯も加わる筈だった。
けれど……その未来は、一度も訪れる事無く……事件は起きる。
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業猫(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます……修正しますので少々お待ちください;; (2020年6月4日 23時) (レス) id: 3f4322bc19 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 名字を設定しても、(名字)のままなんですけど.... (2020年6月4日 23時) (レス) id: 63ee3bf45b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:業猫 | 作成日時:2019年5月20日 18時