侑の隣におりたいねん (ページ14)

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ア「A～、あれ、Aは？」

角「ずっと見てないな、なにしてんやろ」

『ごめんごめん！ちょっと忙しくて、、』

ア「おーおった、、、、ってえなにその格好」

そう、私は旅館のお手伝いをするならと言って

着付けされたのだ、、、、

ｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬ

『ちょ、角名くん！！練習中でしょ？！』

角「いまは休憩ですから～」

『そんなの撮っても需要ないのに、、、』

私はこんな暑い季節にTシャツ着て居られないのが

悲しすぎる、悲しいけど、

これに着替えたのにはやっぱり理由が

侑くんに似合っとるって言って欲しい

ちらっと横目で見てみる

おい、いま休憩中やのにボールつかんといてや

はぁ、ほんと損した！！！！！！

もう！！！！

『じゃあ私戻るので！！！用があったら電話ください！！！失礼します！！』

わたしがぷんすかして帰ろうとすると

北「なんか可愛いなあそれ」

部員「？！！！」

『、、、へぇ、?!!////』

北「うちのばあちゃんに似てんで」

治「、、、ぶはっ笑」

お、おばあ、、ちゃん、、、

そっちの可愛いかよ！！！！！！

って思わず突っ込みたくなったけど

『じゃ、じゃあ失礼します！！』

あーもー侑くんに褒めて欲しかったとに！！

ばか！！ばか侑！！！

その日の夜

夜ご飯とお風呂を済ませた私達は食堂に集められた

赤木「ではでは！毎年恒例合宿行事といえば～?!」

おおお、っと盛り上げからの

侑治「肝試しやーーーーーーー！！！！！」

みんな楽しそうで良かった、去年は花火をした

今年は誰のアイデアか肝試しになっていた

まあみんなが楽しいならそれでいいんやけど

みんな練習で疲れてるはずなのに凄いなあ体力おばけ

『じゃあみんなこれ引いてって～』

ペアでぐるっと旅館の裏の雑木林を1周

事前に私が用意した紙を引いてもらう

「2番誰～」
「あ、俺俺！」
「げ、4番お前かよ！笑」

ふふ、この無造作なペアって意外と楽しいんだよなあ

北「Aはせんの？？？」

『あー私はいいです！怖いの苦手ですし笑』

治「んーでも奇数やで」

な、なんちゅー凡ミス！！！！！！

作った時気づけよドアホ、、

まあこれは責任取るしかない、、、

『わかりました、じゃあ余った番号の人としましょうか』

角「だれかペアおらん人～」

静かに手を挙げたのは

侑「、、、はい」

嘘やん