青く輝く月を君に…【名前変換オリジナル】

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夢を見た。




あの日の夢だわ







忘れもしない

あの日の事…あの男の子と外に出た時の



















使用人「リリカ様、そろそろピアノのレッスンの時間ですよ」




「…ハッ！！！」





使用人「起きてください、時間厳守です。お父様にお叱りを受けますよ」




「…分かってるわ」










私は月城リリカ



父親はこの国の王様で、母親は女王様

女王跡取り候補の娘の私は今日も礼儀正しく、色々な勉強をしなければならない




私の家には私含め、子供が10人いる。








王様跡取り候補…すなわち月城家息子は4人

女王様跡取り候補…月城家娘は私含め6人








だから必ずしも私が女王様になるとは限らない…



そして私が1番有力候補ではない事は分かっている。








使用人「今日はお庭のお掃除がございます。くれぐれも敷地外には出ませんようにお願いしますね」







「…分かってるわ」






使用人「…リリカ様は前科がございますから」










私達子供は25歳になるまでこの家から出る事は禁止されている。





なのに私は10年前、この家を一日だけ出てしまった。



…あの時の名前も知らない男の子と









「見くびらないで、私は月城家の人間よ」







使用人「…左様でございますか」









もう二度と、普通に生活できない事を誓った

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