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ｴﾚﾝ「何だよミカサの奴……俺はまだ15だぞ」
貴「ミカサには…エレンはお爺さんに見えてるのよ、きっと」
ｴﾚﾝ「嘘だろ…」
エレンはチラッとユキの襟元で綺麗に結ばれたリボンを見やる。
ｴﾚﾝ「……付けてくれてんだな、それ」
貴「ええ。気に入ったし、エレンがくれた物だもの」
ｴﾚﾝ「!!」
エレンはユキの頭に手を乗せると
ｴﾚﾝ「…ったく…！髪、すげー事になってんぞ」
ぐしゃぐしゃの髪を直した。
貴「でも……良いのかしら」
ｴﾚﾝ「？何が」
貴「こんなに、平和で」
荷物の運搬を手伝うミカサやアルミンやジャン
果ては、ちびっこに髪を引っ張られるサシャや顔を思いっきりつねられているコニー、いたずらした子供を「コラー！」と叫び追いかけるヒストリアを見ながら呟く。
ｴﾚﾝ「…嫌なのか？」
貴「……。分からない…」
ｴﾚﾝ「……」
貴「今までは、ただ時間の流れに身を任せて…息をしてるだけだった。その中の平和な時間なんて私がそんな事をしている間に過ぎて…消えてしまったから」
ユキの時間は間違いなく つい最近まで止まっていた。
自分の時間は止まったままで周りの時間だけが流れて行く事が長く続き、いつしか当たり前になっていた。
笑えなくなり泣き方すら忘れていたユキにとって
貴「…だから、解らない。
これを何て言えば良いのかも…」
進む“自分の時間”と育っていく“自分の心”は目まぐるしいのだ。
ｴﾚﾝ「……」
ぽん、とエレンはユキの頭に手を置く。
貴「…？」
ｴﾚﾝ「良いんだよお前は、そのままで」
貴「どういう事？」
ｴﾚﾝ「それはあの…あー…あれだ、ほら……考えすぎるなって事だよ」
貴「…？」
ｴﾚﾝ「うぐっ……分かんねぇか…」
エレンはしばらく頭を悩ませていたが
貴「……。兄さんに聞く？」
ｴﾚﾝ「聞こう」
最後はきっぱりと諦めた。
─────
───
──
貴「兄さん、“考えすぎるな”ってどういう事？」
ｱﾙﾐﾝ「？？」
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水無月碧音(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます！夢主ちゃんと同じ名前でなんか親近感湧いちゃいます笑頑張ります！ (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - いつもほんっっっっとに楽しみに見てます！！！新しいの更新されたかな〜っていつも確認してます笑頑張ってください！！！ (2019年7月3日 16時) (レス) id: 7f1f267f6a (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - meme_hysさん» 一気読み!?すんごい長かったと思います…！ありがとうございます！頑張ります (2019年6月29日 20時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
meme_hys(プロフ) - 一気に全部読みました！続きとても気になります！更新楽しみに待っています^^ (2019年6月29日 16時) (レス) id: a66ef4a17b (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - ナルさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年6月24日 21時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月碧音 | 作成日時：2018年10月13日 16時
