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ﾋｽﾄﾘｱ「硬質化の実験は上手く行ってるんだってね」
ｴﾚﾝ「あぁ 洞窟を塞げるようにはなったが…まだ作戦には準備がいる。急がねぇと…また…奴らが来ちまう」
貴「……」
エレンと一緒に作業をしていたユキも目を伏せる。
ﾋｽﾄﾘｱ「…どうしたいの？ライナーとベルトルトともう一度会うことになるとしたら…」
ｴﾚﾝ「……奴らは殺さなきゃ…ならない」
ﾋｽﾄﾘｱ「……殺したいの？」
ｴﾚﾝ「…殺さなきゃいけないんだ」
ﾋｽﾄﾘｱ「ふぅん…副長は？」
貴「…別に……やるべき事をするだけ」
ﾋｽﾄﾘｱ「早くわかるといいね…この世界が何でこうなっているのか。
私たちが初代王の力を否定した事後悔するわけにはいかないから…」
そんな彼らの周りではバタバタと楽しそうに子供たちが駆け回っている。
ﾋｽﾄﾘｱ「最近は地下街にいた子達も笑うようになったの。これが間違ってるはずなんてないよ」
ｴﾚﾝ「…あぁ。お前は立派だよ」
ﾋｽﾄﾘｱ「…そんなこと」
ｴﾚﾝ「あの時は人類なんて滅べばいいとか言ってたのにな」
ﾋｽﾄﾘｱ「あ、あの時は勢い余っただけだから…」
さりげなく思い出したくないものを掘り起こされて顔を赤らめるが
貴「…うるさいバカ、泣き虫、黙れー」
ｴﾚﾝ「！……ぶふっ…」
エレンは何の事か分かり吹き出す。
ﾋｽﾄﾘｱ「え？」
貴「巨人を駆逐するってー？誰がそんな面倒な事やるもんかー」
表情無しで淡々と述べられる黒歴史。
ﾋｽﾄﾘｱ「え、ちょ…待ってください!!」
貴「むしろ人類なんて嫌いだー、巨人に滅ぼされたらいいんだー」
ﾋｽﾄﾘｱ「な…！何で覚えてるんですか!?」
貴「あら、覚えてるのはこれだけじゃ無いわよ。聞きたい？
あなたが“勢い余って”エレンと私に吐いた罵詈雑言の数々」
ﾋｽﾄﾘｱ「忘れてー！忘れなさい！」
貴「嫌よ、きっと死ぬまで覚えてるわ」
ﾋｽﾄﾘｱ「このぉぉ！」
ユキを捕まえて撫でまわし、また髪をぐしゃぐしゃにしていく。
ﾋｽﾄﾘｱ「生意気な小娘はこうしてやるー！」
貴「ちょっ…やめ…」
ﾋｽﾄﾘｱ「…！」
ｴﾚﾝ「何だよ？」
ﾐｶｻ「貸して」
貴「あ」
ｴﾚﾝ「あ オイ…」
ﾐｶｻ「エレンは実験で疲れてる。ユキも、傷が開いたら大変」
ﾋｽﾄﾘｱ「そうだね…
ごめんミカサ」
ｴﾚﾝ「だから俺を年寄りみたいに扱うのはやめろ」
貴「…もう殆ど塞がってるのに」
そんな事を言いながらミカサとヒストリアの後ろ姿を見送った。
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水無月碧音(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます！夢主ちゃんと同じ名前でなんか親近感湧いちゃいます笑頑張ります！ (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - いつもほんっっっっとに楽しみに見てます！！！新しいの更新されたかな〜っていつも確認してます笑頑張ってください！！！ (2019年7月3日 16時) (レス) id: 7f1f267f6a (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - meme_hysさん» 一気読み!?すんごい長かったと思います…！ありがとうございます！頑張ります (2019年6月29日 20時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
meme_hys(プロフ) - 一気に全部読みました！続きとても気になります！更新楽しみに待っています^^ (2019年6月29日 16時) (レス) id: a66ef4a17b (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - ナルさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年6月24日 21時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月碧音 | 作成日時：2018年10月13日 16時
