咆哮 -1- ページ37
ﾊﾝｼﾞ「エレンを囮に使うって!?」
エルヴィンから伝えられた作戦をアルミンとユキに伝達され、吃驚するハンジ。
ｱﾙﾐﾝ「はい！エルヴィン団長の指示です！」
ﾊﾝｼﾞ「まさか…馬を守るためにエレンを囮に使う羽目になるとは」
貴「大雑把に言うとそうなるわ」
ﾐｶｻ「そんな…それでも鎧が馬を先に殺すことを選んだら？」
貴「彼がどんな性格かは分からないけれど……もし鎧がエレンを無視して馬を殺しに動いたのなら、そのまま外を大回りして『獣の巨人』を挟み撃ちにする。
ここまでが団長の指示。
獣の方には少なくともリヴァイがいるようだから、何とかなるとは思う」
壁の向こうを指しながら言うユキ。
ﾊﾝｼﾞ「なるほど。
そう上手く行かなくても、エレンに逃げる動きをされたら敵は混乱して包囲網を崩すしかない。
鎧がそこまで読めるかどうかだけど……」
ｴﾚﾝ「……。
恐らく奴なら…そこに考え至るでしょう」
同期であったエレンの確信を得た言葉にハンジが動き出す。
ｱﾙﾐﾝ「あ！待ってください!!もう１つ危惧すべきことが───」
その声に全員がアルミンを振り向いた。
ｱﾙﾐﾝ「『超大型巨人』がまだどこかに潜んでいます」
前回の戦いでエレンは
ｱﾙﾐﾝ「単純な対策ですが───壁から離れた位置で戦いましょう」
◇
『鎧の巨人』との戦場になったのは壁から遠く離れた噴水広場。
ｴﾚﾝ《(前回の戦いでは、ほとんど勝ってた。一対一なら俺は勝てる。
単純な格闘能力なら
そして今は”硬質化”の能力も身につけている。
指先だけに分厚い鋼を張った。
貴『全身に張り巡らせるより、一点に集中させた方が良いんじゃないかしら。
恐らく…そっちの方がより強固になる』
その仮定が本物だとすれば、ライナーの鎧よりも今のエレンの手の方が何倍も硬い。
殴りかかってくる鎧を躱し、顔面に拳を打ち込んだ。
ｴﾚﾝ《(お前には───ここがどこだかわかるか？
ここは…俺の…俺達の故郷があった場所だ！)》
───取り返してやる
───お前らをぶっ殺して
───お前らに奪われた全てを
エレンは敵を目の前に咆哮する。
その側の屋根では
リヴァイ班、ハンジ班が腕に新兵器を装備して戦局を見守っていた。
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水無月碧音(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます！夢主ちゃんと同じ名前でなんか親近感湧いちゃいます笑頑張ります！ (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - いつもほんっっっっとに楽しみに見てます！！！新しいの更新されたかな〜っていつも確認してます笑頑張ってください！！！ (2019年7月3日 16時) (レス) id: 7f1f267f6a (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - meme_hysさん» 一気読み!?すんごい長かったと思います…！ありがとうございます！頑張ります (2019年6月29日 20時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
meme_hys(プロフ) - 一気に全部読みました！続きとても気になります！更新楽しみに待っています^^ (2019年6月29日 16時) (レス) id: a66ef4a17b (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - ナルさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年6月24日 21時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月碧音 | 作成日時：2018年10月13日 16時
