孤独 -1- ページ40
ペトラside
次の日の朝、私はいつもより早く起きて副長の所へ行った。あのまま閉じ籠っているといけないし、私も話がしたいから。
まだ誰もいないけど、副長なら起きてる時間帯。ひとつ息を吐いてノックをした。
ﾍﾟﾄﾗ「……副長」
貴「！ペトラ…」
ﾍﾟﾄﾗ「やっぱり起きてましたか…」
昨日の事を聞きたい気持ちを抑える。
貴「何か用？」
ﾍﾟﾄﾗ「あ…その……」
どうしよう、何か理由を探さないと。
たどり着いた答えは
ﾍﾟﾄﾗ「……一緒に、お散歩しませんか？」
こんなものだった。
貴「……」
副長は何も言わない。
ダメだったかな…？
そう思ったけど、扉が開いて
貴「……行く」
副長の透き通った瞳が私を見つめた。
ﾍﾟﾄﾗ「あ、ありがとうございます」
貴「……」
それよりも、どこか寂しそうな横顔が目に焼き付いてしまう。
ﾍﾟﾄﾗ「あ……
髪、やってあげようか？」
貴「大丈夫、クシャってしちゃうかもしれないもの」
ﾍﾟﾄﾗ「そんなの気にしなくても、またやり直すのに…」
そう言うと少し拗ねたようにそっぽを向いて呟いた。
貴「ペトラは良くても…私は迷惑かけたくない…」
ﾍﾟﾄﾗ「……何だか嬉しいな…」
貴「？」
ﾍﾟﾄﾗ「ううん、何でもない」
誤魔化すようにニッコリと笑いかける。
貴「……そう」
ﾍﾟﾄﾗ「どこ行きたい？」
貴「…決めてなかったの？
散歩に誘ったのはペトラでしょ」
ﾍﾟﾄﾗ「え？…あ……」
そういえば私から誘ったんだった。
ﾍﾟﾄﾗ「あー、えっと…そうなんですよ、アハハ…。だから副長の行きたい所で」
私の曖昧すぎる嘘を信じてしまったのか、副長は少し考えた後で
貴「花畑」
と答えた。
ﾍﾟﾄﾗ「？」
貴「昨日見つけたの、そこへ行きたい」
ﾍﾟﾄﾗ「じゃあ、案内お願いできる？」
副長は小さく頷いた。
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リヴァイ好き - すごくおもしろっかったです 今度はリヴァイとその彼女(夢主)について書いてくれませんか？ (2019年6月21日 17時) (
レス) id: dc53e000da (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - うへぇさん» 分かりましたかぁ…！ストーリーも音楽も大好きなんですよ！ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
うへぇ(プロフ) - 水無月碧音さんはAngel Beats好きなんですか？私は大好きです！このタイトルと2ページ目を読んでもしや．．．？と思っていたんですが．．． (2018年10月27日 17時) (レス) id: f01774997a (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - 貴音さん» ありがとうございます！頑張ります!! (2018年3月20日 12時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)
貴音 - めっちゃ面白いです！これからも頑張って下さい！！ (2018年3月20日 0時) (レス) id: 56a276042a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月碧音 | 作成日時：2017年1月9日 19時
