目標24話 ページ26
ツナside
眠くない、寝れるわけがない･･･
二段ベッドの上で不安な気持ちのまま、オレは顔まで毛布を顔までかけて 京子ちゃんから貰ったお守りを握った
ツナ(神様、どうか･･･ッ
どうか母さんや京子ちゃんやハル達が、無事であります様に･･･ッ)
情けなく、涙が頬を伝ったのが分かった
その時、プシューという機械音と共にドアが開き 一瞬だけ通路の明かりが部屋に入ってきた
ほんの少しだけ 階段を登る音が聞こえ、驚いて顔を出すとそこには･･･
A「やっぱり起きてたんですね、ボンゴレ」
ツナ「んな！？Aなん･･･！！」
A「しー･･･」
驚いて大きな声を出したオレを、すぐに手で塞がれ 焦ったように"しー"という仕草をしたA
オレが素早くコクリと頷くと、Aは手を離し "失礼します"といってオレのベッドに座り込んだ
ツナ「な、なんでここに･･･？」
なるべく小さな声でそう言うと、Aはクスリと小さく笑い オレの溢れていた涙を素手で拭った
そしてそっと優しい声で"泣いてると思って"と言った
ツナ「な、なな･･･！？」
A「あたってたみたいですね！」
にぱっと笑うAに、オレは恥ずかしさとなんとも言えない気持ちで顔が熱くなる
その熱を振り払うかのようにぶんぶんと首を振り、「なんで分かったの」と聞いた
A「そう、ですね
オレが泣いたから･･･ですかね？」
ツナ「え･･･？」
A「あはは
･･･ボンゴレ、あまり深く考えない下さいね」
ポンっと優しくオレの頭に手を乗せ、ゆっくりと撫で出す
それが なんだか居心地が良くて、目を細める
A「キミは幸運の持ち主なんです
だから、絶対に皆無事ですよ
それに、オレがそんな事させません」
ツナ「！」
A「オレがみんなを守ってみせる
勿論、ボンゴレ キミも守ってみせます」
そう強い瞳で言われた時、Aの全てのもやもやが無くなった
無くなったっていうより、諦め･･･に近い気がした。
ツナ「･･･母さん達、大丈夫だよね」
A「はい」
ツナ「皆、俺の前から居なくなったりしないよね」
A「勿論ですよ、ボンゴレ」
Aの言葉に、オレは安心してきて あれだけこなかった睡魔が襲ってきた
A「･･･おやすみ」
眠る前に感じたのは、暖かい手の温もりと 優しい声だった
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クロにゃんスリーピー(プロフ) - 凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！応援しています！！ (2021年5月15日 2時) (
レス) id: 803aa7d309 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜(プロフ) - 続きが凄く気になります！！！更新待ってます！！頑張ってください！応援しています！ (2019年8月28日 0時) (レス) id: 4180bbe458 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くじょー | 作成日時：2019年3月18日 5時
