目標3話 ページ3
立派に高校生となったAは、高校で知り合った友達、レオンと一緒に昼ごはんを食べていた。
彼女の右手には勿論、小学生の頃買ったボンゴレリングを肌に離さず付けている。
恥ずかしいから、なるべく隠しながらだが。
れ「ねぇ聞いて！！昨日ゆうくんが通話中にさ、愛してるって言ったの!!まじもう無理。」
貴「そーなの」
れ「ほんとなんだってば！！」
貴「あー、はいはい。んじゃ別れたら？後悔したらまた付き合えば？？」
友達のリア充アピールに呆れながらの、白いスマホでリボーンの動画を探していた。
4年経っても、彼女のツナへの愛は続いていた。
大空のボンゴレリング、家にはほかのボンゴレリングが二三個置いてある。
れ「Aちゃん、リボーン好きなの？」
貴「えっ、レオンリボーン知ってんの？」
レオンは短く「うん」と答えるが、言い草が興味無さそうだった。
多分、知ってるだけで興味は無いんだろうな。とすぐに察した彼女は、興奮気味だった感情を冷ますために、テーブルの上に置いてあるアイスココアを飲んだ。
貴(なんで私だけこんな察して行動してんだろ。)
相手は私に合わせて行動しないのに、一方的に優しくして、正直馬鹿みたいだな。なんて心の中で思う彼女。
彼女は高校生になっても、あの純粋さと優しさを忘れなかった。
沢田綱吉という憧れの存在があったから。
貴(あーあ。ツナはまだ中学生なのに、私はもう高校生だよ)
ははっ、から笑いを小さく漏らして、家の玄関を開けた。
いつの間にかりっちゃんは居なくなっていて、ほんとにリア充アピールしたかっただけなんだなぁと、少しショックを受けた。
部屋の中には、黒猫のノアちゃんが、野生ではありえないくらのびのびと眠っていた。
貴「ただいま、ノアちゃん。
お母さん達はまだ学校や買い物かな？」
ノア「ニャー」
首を優しく撫でてあげると、ノアは気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らしながら、おかえりというかのようにニャーとないてくれた。
レオンへのストレスが、一気に無くなっていった。
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ピッチ(プロフ) - すっごく面白くて続きが気になります！無理しない程度でいいので、更新頑張ってください♪ (2018年3月27日 19時) (
レス) id: b68e41c2cb (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - とっても面白いです！！！！続き楽しみにしてます！ (2018年3月25日 8時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アツナ | 作成日時：2018年2月15日 5時
