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決意を固め ページ14

「これでよし…痛くないか?」

「あ、ありがとう。大丈夫。」

「そうか。それはよかった。」

医務室にて
私はアンダインの手当てをし終わり彼女に微笑んだ
最初こそアルフィスがやると言ったのだが慌てていることもあり医療器具をひん曲げたため危険と判断し私が手当てをしたのだ
アンダインはやはりアルフィスの友人だったようで私がアルフィスの友人だというとよく話していたのか危惧はされなくなった
よほど仲がよいのだろう

「ごめんね二人とも…迷惑かけちゃって…」

「な、何言ってるの!迷惑だなんて思ってないよ!」

「そうだぞ。困っている者を助けることはロイヤルガードの常識であり責務。何ら気にすることはない。」

しょんぼりとするアンダインに私達はそういった

「で、でも何があったの…?あの三人…絶対殺してやる…」

「まぁ待てアルフィス。罪状を聞いてからだ。それからでも遅くはない。」

私の制止に渋々アルフィスは引き下がった

「よければ何があったのか聞かせてほしい。」

「…」

しかし彼女は顔をそらし体を震わせた
頬からは汗がしたたり落ち矯正器具のついた大きな歯はガチガチと震えている

「アンダイン…?」

「ごめんサイ…大丈夫、大丈夫だから!心配しないで!私はなんともないから!」

その笑顔は引きつりどう考えてもなんともないとは思えなかった

「あ、私もう授業があるからごめんねアルフィス!また後で…!」

「あっ…待っ…て…」」

早口でそう言うや否やアンダインはアルフィスの制止も聞かずそそくさと去ってしまった
その瞳には涙が浮かんでいるようにも見えた

「…訳ありか…」

「アンダイン…クソ…僕は…」

アルフィスは悔しそうに握りこぶしを作っていた
当たり前だ
大切な親友が苦しんでいるのに何もできないのは悔しいし苦しいに決まっている
私はそんなアルフィスを見て我慢ならなかった
何としてでも制裁を加えなければ
あんな奴らが王族直属の科学者になるだと?
母上の元にそんな者どもを差し向けるわけにはいかない

「アルフィス。」

「…アリシア?」

私はそっと彼女の肩に手をかける
不思議そうにこちらを見つめる彼女の目を見て私は言った

「ロイヤルガードの見習いとして悪を蔓延らせるわけにはいかない。何としてでも仕留め、制裁を下すぞ。協力してくれるか?」

「!…当たり前だよ…絶対に…後悔させてやるんだ!」

「その息だ。」

私達は決意を固め握手を交わした
どんな手を使ってでもあぶり出してやる

作戦→←友人は…



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シナモンよりバタスコ - お久しぶりです〜休校中でようやく暇ができたので来れました!アンダインをいじめやがったくそカスどもをどんな刑に処すのか楽しみです!(ドス黒い笑み) (2020年3月12日 15時) (レス) id: cfc30d1018 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - まう (元ヒロアカ好き)さん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2019年5月14日 15時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
まう (元ヒロアカ好き)(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみにしてます!!!!!!更新頑張ってくださいです!!!!!! (2019年5月14日 10時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ウルフォックスさん» はい!ありがとうございます?怯えたあの公式絵、ピオネールからつなぎ、そしてあのバトルボディと余裕!いったい何があったんだ社会の波怖ぇって感じです (2019年5月5日 23時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフォックス - 更新頑張って下さい!ヽ(・∀・)ノ  AUに関してはそこまで詳しい知識は無いんですけど、ワイン様って今と昔で大分イメージが違うんですね〜。勉強になります! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 7504809da4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース x他1人 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2019年1月1日 17時

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