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【もしも付き合う事になったら(侑)】 ページ34

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おはよおさん
Aおはよう
今日の昼休み二人で飯食わん?
部室やめてどっかの空き教室行こや

Aええけど、もしかして昨日の話?
おん
Aもしかして本気?
分かるやろ
Aわかった。
四限終わったら迎え行くから教室で待っといて


結局ラインの告白はあやふやに。
半信半疑なAがごめん眠いから寝ると
話を切ったのが原因だ。

無理もない。予想外過ぎる出来事だったのだから。

けれど今朝のトークで半信半疑は確信に変わった。






__________昼休み。

次の授業がない空き教室で
二人は昼食をとった。


「またオニギリかいな」

『……へっ?』


いつもなら ええやんべつに とか
オニギリ美味しいねんもん と返すところ。


「……フーン」


けれど侑に好意を持たれていることが確信に
変わってしまったAは朝から意識していて、
声をかけられただけなのに過剰に反応してしまった。


「お前、そういう反応するんや」

『…近いねんけどっ…!___顔、』

「え〜?俺らいっつもこんな感じやん?」



顔が近い。
待って。幼馴染なのに、幼馴染なのに。

しかし侑はそんなAとは正反対に
幼馴染という関係を越えようとする。
けれど鼓動が早いのは互いに同じ。

______________幼馴染だから。


『あつ…む?』


てっきりされるかと思ったAは
キョトンとした顔で、寸前で
止まっている侑を見つめる。



「俺の頼みは聞けそうなん?」

『頼み…?』

「聞いてもろてへんのにせえへんわ
……ほんで、どないなん?
俺と付き合うてくれんの?______」



優しくて、甘い顔だと思う。
こんな顔は見たことがない。


「________Aちゃん」


……わかってる。
答えは一つしかないことくらい。


『頼みごと……聞いたげる、よ』


そう答えて俯いたAの額に侑はキスをする。
当然そんな経験がないAは
『…っ!?』と、額を抑えて目を見開く。



「いやぁ…フッフ。改めてかわええな。
こら死んでも治にやられへんわ」





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【もしも付き合う事になったら(治)】→←【文字で落とすなら(角名)トーク】



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設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 宮治   
作品ジャンル:アニメ
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湯たんぽ - ほのぼのと自分のペースでがんばって下さい!ファイト(^○^) (2017年12月8日 17時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 湯たんぽさん» ありがとうございます^ - ^! (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 如月さん» ありがとうございます^^新作も是非^^ (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
湯たんぽ - この作品大好きです!応援してます⊂((・⊥・))⊃ (2017年11月6日 0時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - すごくほのぼのしてて可愛らしい作品ですね!宮兄弟大好きなのでこの作品に出会えて嬉しいです! (2017年10月26日 0時) (レス) id: 6d239d888e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オボエル(風間さんα) | 作成日時:2017年10月8日 18時

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