悪夢の始まり ページ26
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その日のAは朝から
体調が悪かった。
Aからすれば______________。
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・
小学生の頃起きた家庭教師関連の事件。
あれ以来、ストレスを感じると
咳が出たり、夜になると急に涙が出たりしていた。
幼馴染のおかげで
ほとんどなくなっていた。
「久しぶりやな、Aちゃん」
けれど、その元凶に会えば話は違う。
小学生の頃、家に来ていた家庭教師と
家を出て、迎えにくる幼馴染を
待っている時に
待ち伏せていたかのようにその男は現れた。
「エライ別嬪さんなったなぁ」
『………』
「そない黙らんでもええやろ?元先生やのに」
____________本能で感じた
この人は危険だ。怖い。気持ち悪い。
『っ…』
とにかく走った。
迎えにくる双子の方まで。
二軒先に住む、幼馴染の所まで。
「あれ?どないした?」
『ふ…不審者……!不審者がおった!』
「「不審者?」」
『家庭教師……前の、小学校ん頃の家庭教師が家の前おった…』
Aが泣くなんて珍しい。
今年のインターハイの決勝で見せた涙とは違う。
Aが怯えている。
侑はAの頭をポンポンと撫でて
治に預ける。
治も素直にAの肩に手を置いて、側に寄せた。
「待っとけ」
侑は治にAを守るよう、目で語り
Aの家の方へと走った。
・
・
__________侑が行った時には居なかった。
両親にも連絡してある。
下校はいつも通り双子と帰るし問題ない。
本当はどうすればいいかわからなかった。
だから、一番信頼のできる二人がいる側に
居たいと思った本能に従い学校に行った。
二人も心配して、常にラインをくれた。
侑大丈夫か?
大丈夫じゃない
怖かった
治今日家くるか?
三人で寝る?
こわい
侑部活休んで迎え来てもらえ
侑部活終わったら迎え行くから泊まれ
わかった。ありがとう
.
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湯たんぽ - ほのぼのと自分のペースでがんばって下さい!ファイト(^○^) (2017年12月8日 17時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 湯たんぽさん» ありがとうございます^ - ^! (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 如月さん» ありがとうございます^^新作も是非^^ (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
湯たんぽ - この作品大好きです!応援してます⊂((・⊥・))⊃ (2017年11月6日 0時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - すごくほのぼのしてて可愛らしい作品ですね!宮兄弟大好きなのでこの作品に出会えて嬉しいです! (2017年10月26日 0時) (レス) id: 6d239d888e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オボエル(風間さんα) | 作成日時:2017年10月8日 18時