¨ ねこうさ ¨ なお隣さん

巻き込み事故 ページ7

『……何その自信…自分で言ってて悲しくなりません？』

大貴「悲しくなるから、もう言わせんな…」

『あ、そう…』




何をどうしたって、何言ったって帰らせてはもらえないわけね…ガキっぽいくせに頑固だなぁ…。







「あら、ヤダ…女の子じゃない♪」



『へ…？』




1人で帰宅することを諦めた私を、メンバーさん達は気遣ってくれて、まぁ…それなりに打ち解けることができた。


そんな時に聞こえた、二丁目感満載な声と喋り方…






反応に困る。






「も〜誰よ〜彼女なんか連れてきちゃって、ラブラブじゃないの〜」

『かっ、かかか彼女？！』

大貴「彼女じゃねーよ！俺が護衛してやってんの」



相変わらず偉そうだな、おい。




「ふーん、大ちゃんの女ってわけね(笑)
もっとよく顔見せてちょーだい」

『なっ、、、』

「綺麗なお顔ね、私がメイクすれば
そこらへんの女優なんて 顔面踏み潰して歩けそうだわ〜☆」

『いや、結構です』

「遠慮しなーいの♡」




どうやら、この二丁目感満載の人は
メイクさんらしい…。



丁重にお断りしたのに、9人のメイクを終え
私の顔で遊び始めたメイクさん…。



『あのー…』

「あっら〜想像通りの出来だわ〜、髪の毛もセットしーちゃおっと」

『はぁー…』




リ◯ちゃん人形ですか？私は…それともバー◯ーですか？







＿＿バンッ！！！！






「大変です！！！！！」


裕翔「な…何事？」





突然大きな音をたてて開いたドア…


会話を聞く限り、どうやらマネージャーさんらしいけど…。




なーんか嫌な予感する…。







「今日の雑誌で相手役するはずだった女の子が、高熱で倒れちゃったらしくて…代わりの子探してるんだけど、なかなか見つからなくてさぁ…」







………。







雄也「女の子…？」







…やめろ……。







圭人「女の子…ねぇ」







…だから、やめろ！こっち見んな！！







・






・







JUMP「いますよ、女の子なら」


慧「しかも超可愛い女の子♡」



「メイクもバッチリよ〜ん♡」







『はぁぁあああっ？！！！』




「助かりますーーー(泣)」




なんでそうなるの？！
私、一般ピープル！！！！！！！






『巻き込み事故だぁぁああああ！！！』







今すぐ帰りたい…。





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