ご立腹 Side D ページ13
大貴「いや…ごめんって……」
『………。』
最後は、俺との撮影だったんだけど
香山さんは、かなーーーーりご立腹で
肩ズンの撮影は 放課後図書室って設定だったので
香山さんは、本で顔は隠してたし
撮影自体に支障はなかったけど………すんげー睨まれてた。
自分で言うのもなんか恥ずかしいと言うか…ナルシスト野郎に聞こえちゃうかもだけど、香山さんの歳くらいの女の子なら、大抵が俺たちと撮影できるなんて、きゃーー！！！って思ってくれると思うの！
でもまぁ…香山さんは例外だよね。
家に帰って来て第一声が
『疲れた。……有岡さん嫌いです』だったからね？
はぁ…心がズキズキ痛みます。
『有岡さん』
大貴「はい！！」
『……お腹すいた』
大貴「………。」
なんだよ！
ずっと無視されてたから、話しかけられて
結構な感じで喜んだのに！！腹減ったって…。
『なんか作ってください』
大貴「いや…俺、料理はちょっと…」
『…………チッ…』
大貴「………。」
舌打ちされた。
大貴くんメンタルやられてます。
『はぁ…』
追い討ちのため息。
つら…。
『もう2度と撮影現場には、連れて行かないでくださいね』
大貴「はい…」
『約束ですよ？』
大貴「はい…」
『もういいです、怒ってませんから
その泣きそうな顔やめてください』
チラッと香山さんの顔を見れば、困り顔で俺を見ていた。
大貴「ほんとに？」
『はい。…嘘はつきません』
大貴「……はぁー…よかった……家帰るとか…言いだすんじゃないかとドキドキしたぁー！！」
『…ありがた迷惑ですけど、私のことを心配していただいての行動だったみたいなので…もう何も言いません』
ありがた迷惑っておい！！！
なんて思ったけど、目線を斜め下に下ろし
ほんの少しだけ耳を赤く染めている香山さんが目に入って、なんだかこうね…心臓のあたりがキュッてなった。
可愛いんですけど…
え、、、、、
ツンデレですか？
『買い物いきませんか？』
大貴「へ…？」
『何か…作ります』
大貴「えっ！？香山さんの手料理？？」
『味の保証はしません、それと 材料費は有岡さんの奢りです』
大貴「おっけーおっけー！まっかせなさい！！何でも買ってやりますよ！(笑)」
『言いましたね？…覚悟してください(笑)』
大貴「……あ///」
初めて見た香山さんの笑顔…
ダメだ…心臓が痛い。
.
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るな(プロフ) - 続きが気になります！！私的に大好きな作品なので！！更新頑張ってください (2017年5月3日 18時) (
レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
あなちゃん(プロフ) - いやー、主人公ちゃんあたしと同じ感じだなぁ〜！主人公に共感(笑) (2017年3月28日 19時) (レス) id: a584e3a8a5 (このIDを非表示/違反報告)
* ほ い っ ぷ *(プロフ) - 新作おめでとうございます！優蘭さんの作品面白いので大好きです！！これからもq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ!です (2017年3月21日 18時) (レス) id: 529c6859a3 (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご み る く(プロフ) - 新作おめでとうございます^^リハビリ頑張って下さい(笑) (2017年3月20日 0時) (レス) id: 55912c3661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優蘭
| 作成日時：2017年3月20日 0時
