↑７２話↓ ページ35
→Aside←
A「なんだ？今度は子ども扱いか？このあたしを子ども扱いか？…こら、いい加減にやめろ、隼人！」
隼人が逆上して止めるかと思って挑発をするも、隼人は撫でるのを止めずにじーっとあたしを見ながら撫で続ける。
…こいつ、あたしが困っているのを分かってからかってるんだな…！
獄寺「…うるせー、…むしろただの子どもだったらどれだけ良かったか…ただの子どもじゃねーから困ってんだよ、こっちは。」
A「隼人…？…そんな難しいこと言われても分かんないぞ…？」
そんなよく分からないことを笑うでもなく、怒るでもなく、真剣に言ってきたため、あたしは隼人がからかっているのではないと分かったが、やっぱり、隼人の言っていることの意味は理解できなかった。
獄寺「…いーよ、まだ分かんなくても…いつか分からせてやるから。」
そんなことを言う隼人はニッと笑うとようやくあたしの頭から手をどけてくれたのだった。
…一体何なんだ、まだ分からなくていいってなんだ、いつか分からせるって何なんだ！
獄寺「…ふっ…A、間抜け面になってんぞ…っふふ…」
A「わ、笑ったな！絶対馬鹿にしてるだろ！酷いぞ！」
隼人は考え込んでいるあたしが何やら面白かったのか笑っている。
…人の顔を見て笑うなんて失礼な奴だな！
獄寺「馬鹿にはしてねーよ、ただ…可愛いとは思ってるけどな…((ﾎﾞｿｯ」
A「…馬鹿にしてないならいいけど…なんか、隼人のこと分からないの、悔しい…。」
獄寺「え…？」
馬鹿にしていないと隼人は言ったが、何だか昔よりも隼人は隠し事はしてるし、あたしに言えないことがたくさんあるようだ。
なんか、なんか…
A「…昔は、隼人の色んなこと知っていたのに、今は何考えているのか分からないところとか、知らないこと増えてて…隼人のこと、分からないの…悔しいし、寂しい…。」
獄寺「はぁー…お前…そんなこと言うの、ズルいだろ…」
またもや隼人は、はぁーっとため息を吐くとあたしはもう我慢できなかった。
A「ズルいのは隼人だ！だって！だって…昔はお互いに隠し事なんてなかったし、二人だけの秘密とか、すごく…仲良かったじゃん…あたし達…。…今のあたしじゃ、頼りない…？だから何も話したくないのか…？」
獄寺「！違う！」
隼人は眼を見開いて、声を上げて否定する。
A「だって…そうじゃんか…もしかして、仲がいいって思っていたのは、あたしだけだったの、か…？」
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます！一番好きだなんてとても嬉しいです！とても励みになります！これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします！(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (
レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!！この小説一番好きです!！これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます！喜んでいただけて光栄です！そう言っていただけると励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！o(*ﾟ▽ﾟ*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます！楽しんでもらえて私も嬉しいです！応援、励みになります！これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね！(^o^)／ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2015年9月12日 12時
