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あれからまた時が経ち、学年が上がり高校2年生になった。
ボーダーは隊員が増え、県外からスカウトされて入隊した人もいて更に賑やかになった。
「ナラちゃんっておしゃれとかしないの？」
「えっ？」
突然、なんの脈絡もなく言われた言葉に素っ頓狂な声が出る。
驚いて食べていたお弁当の卵焼きが箸からぽろりと落ちてお弁当箱の中に戻ってしまう。
「だーかーらー、もっと女の子らしい格好とかしないのって」
「えー…うーん？別にいいかな……」
「別にいいとかじゃなくてさ、せっかく髪伸ばしてるし元はいいんだからメイクとかしたらどうって話」
そう言われ小佐野さんの言いたいことが何となくわかってきた。
小佐野さんはボーダーに入る前はモデルをやっていたみたいだから、美意識が高いんだろう。
私みたいに見た目に気を使わない女が気に入らないのかもしれない。
「ご、ごめんね。正直そんな余裕がないから考えられないかな…」
「ふーん…。わかった、ナラちゃんは今日もボーダー来るでしょ？来たらウチの隊室来なよ。」
そう言って彼女は自分の席に戻って行った。
追いかけようとすると先生が教室に入ってきて放課後まで話す機会が作れずにボーダーに着くまで一切話すことができなかった。
ボーダーに着いても特別やることといえばランク戦しかないのでランク戦のブースには向かわずに、小佐野さんが所属する諏訪隊の隊室の前で右往左往する。
「ナラちゃんそんなとこでウロウロしてないで入ってきなよ」
「ご、ごめん……」
隊室から外の様子は分からないはずなのに、扉が開いてすぐ小佐野さんは私に隊室に入るように促した。
諏訪隊の隊室に訪れたことはなかったけれど、隊長の諏訪さんが麻雀好きということもあってか麻雀卓が置いてあった。
「そこ座ってて」
「あ、はい」
ソファを方を指され大人しく座り小佐野さんが消えていった奥の部屋を見つめる。
私はいったいこれから何をされるんだろう。
今更だけど、他の隊員は誰ひとりとしていないし小佐野さんと2人きりという事実にドキドキと胸が跳ねる。
「ごめん、お待たせ〜」
「あ、全然待ってないよ
……あの、これからなにするの？」
小佐野さんは、こちゃこちゃとしたものがいっぱい入ったダンボールを一緒に持ってきたみたいで中身は一切検討がつかず、ただただ困惑する。
「よし、それじゃあ……始めるよ」
「な、なにを……？」
ごくりと息を飲む
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澪音(プロフ) - コメント失礼します。私はあまり夢主と原作キャラの兄弟設定の作品を読まないのですが、この作品は凄く凄く面白くて、もう本当に双子なんじゃないかなと思ってきてます(笑)これからも応援してます！頑張って下さい！！ (2022年7月26日 0時) (
レス) @page18 id: 858f3638ed (このIDを非表示/違反報告)
ムギ（Life×89）(プロフ) - 空白さん» 返信失礼します。直りました！修正していただきありがとうございました。 (2022年3月15日 7時) (レス) id: cb7c3d6633 (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - ムギ（Life×89）さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。修正させていただきましたが、直りましたでしょうか? (2022年3月15日 1時) (レス) id: 0813e35425 (このIDを非表示/違反報告)
ムギ（Life×89）(プロフ) - コメント失礼します。あらすじ画面の”こころ”というところを押してみたら自分の垢ページに飛んだのですが、、どうしてなのでしょうか？伝え方が下手くそですみません、、、 (2022年3月14日 1時) (レス) id: b068be7db6 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年2月4日 10時
