信介くんの悩み事 3 ページ6
『もっと遅くなると思っとったわ〜。』
無事家に着き、俺の前にお冷を置いて隣に座る貴方。
信介「…ちょっとな。」
さて。
ここからどうやって自然な流れに持っていこう…。
とりあえずスキンシップか?
貴方に引っ付こうと距離を詰める。
『うちも何か飲も〜。』
すると、そこにあるはずだった体は台所へ向かい、俺は見事に床へ倒れ込んだ。
『信介くん?!』
大丈夫?と、慌てて体を起こされる。
…触れることはとりあえず出来た。←
けれど、そういう雰囲気に持っていくにはまだまだ足りない。
そうや…風呂。
信介「風呂、一緒に入らんか?」
『何言うてんの…。そないフラフラしとんのに、湯船はあかんよ。』
違うねん、酔うて倒れたんやないねん←
信介「そ、そやな…。」
でも実際酔っている事に間違いはないようだ。酒が回ってきたのか先程から体がぽっぽと熱くなる。
今日はもう何も考えられそうにない。
信介「…今日はもう横になるわ。」
おやすみと挨拶して、寝巻きに着替え布団に滑り込めば、すぐに睡魔がやってきて瞼を閉じた。
*************
信介「ん…。」
鳥の鳴き声で目が覚める。
朝、のはずだが、視界は暗い。だんだんと起きてきた頭が自分はなにかに巻きついているということに気づく。
『あ、おはよう。』
どうやら気付かぬうちに貴方の布団に移動して抱きついていたようだ。
離れようとすれば、俺を抱いている腕に力が込められる。
『もうちょっと。』
貴方も寝起きらしく、そのトロリとした声で、自然現象で大きくなっていた下半身が、さらに膨らみ始める。
気づけば、愛おしい嫁は俺に組み敷かれていた。
『ふふ、お風呂は入らんでええの?』
信介「…おん。
今から貴方も入らなあかんくなるような事するから、後で一緒にな。」
その言葉にうっとり顔の貴方。たまらなく可愛い。
信介「…貴方が無理しいひんように、俺から誘うの我慢しとってん。」
フレンチキスの合間合間に、自分の思いの丈を吐き出す。
信介「それが逆効果やったとはな。寂し思いさせてしもた。」
信介「今から沢山可愛がらせてくれん?」
俺のその言葉で、お互いの体がピッタリと重なり合った。
そして事後
湯船に浸かりながら、いつもよりも気持ちよさそうにしていた嫁の姿を思い出し、見事自然な流れを習得した 北 信介であった。
159人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あい | 作成日時:2020年6月5日 22時