危険な甘い香り(Syoya.Ruki) (ページ7)

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07拗ねてもページ7

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瑠「ただいま」

「おかえりなさいっ」

そしたら、
るっくんが私を見るなり動きを止める

瑠「…まだ制服なの？」

「あぁ…うん…」

瑠「お風呂は？」

「これから入ろうと思って」

るっくんが部屋に上がってきてリビングに向かう

私はその後ろを小走りで追う

「わっ」

今度は急に立ち止まるからぶつかりそうになる

瑠「…何してたの？」

「…なにもーっ？」

るっくんは何してたのかいつも教えてくれないくせに。

瑠「…Aはいい子でしょ？言ってごらん？」

「…いい子じゃないもん」

そしたらるっくんは、呆れた顔して

瑠「どうせ俺の帰りが遅いから対抗しようとでも思ってたんでしょ？」

図星をつかれて何も言えなくなる

瑠「ふはっ……わかりやすっ」

ケラケラ笑うるっくん
ひどいなぁ…そんなに笑わなくてもいいのに

瑠「はぁ…まぁいいや………おいで？」

私はるっくんのおいでに弱い

瑠「ただいま？寂しかった？」

「…うん」

瑠「Aは拗ねても悪さをする子じゃないもんね？」

そうやってまた、優しく私の頭を撫でる……

なんだかタイミングを逃して、翔也くんとご飯を食べたって言いだせなかった

言ったところで、きっとるっくんには、軽くあしらわれて終わるんだろうけどね？

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