弐 ページ3
『おわったぁ』
Aはやっとの思いで掃除を終わらせた。外を見れば辺りは真っ暗になっていた。もうすぐ義勇が帰る頃だろうか。そう思い急いで夕ご飯を作ろうとした。が……
ガラガラ
引き戸が開く音がした。
『お兄ちゃんかな……?』
Aは急いで玄関に向かった。
しかしそこに立っていたのは義勇ではなく、黒い派手な模様のついたスーツを着ていて、血のような色をした目の男性が立っていた。
『へ?…どっ、どちら様ですか?』
?「名はなんと言う?」
『え??』
質問を質問で返された。誰なのだろう。Aは少し混乱していた。
『えっと……冨岡Aです………』
?「そうか…A……か。
私は鬼舞辻無惨という。」
『はっ、はい…。
えっと……何か御用で………!?』
「何か御用ですか?」そう言おうとした時急に口を塞がれた。Aは大きく目を見開き抵抗しようとしたが、叶うはずがない。
『ゔっっっ!!??』
血……だろうか。それを大量に口に注ぎ込まれた。苦しい。息ができない。とうとう我慢できなくなり、Aはその場に倒れ込んだ。
『お兄……ちゃん………』
その姿を見て鬼舞辻無惨は不気味な笑みを見せた。
━━━━━━━━━━━━━
一方その頃は義勇は任務が終わり、家路へ向かっていた。まさかAがあんな事になるなんて誰も想像出来ないだろう。
義「(妙だな……)」
義勇は嫌な予感がしていた。しばらく歩いていると…
義「!?(鬼か!?しかもかなり強烈な!)」
義勇は冷や汗をかいた。気配がするのは自分の家の方。つまり……
義「(A!?)」
義勇は大急ぎで家へ走った。もしAがその鬼に殺られていたら。そう考えるだけで泣きそうになる。
義勇は姉も亡くし、大親友である錆兎もなくし、もうこれ以上大切な人を亡くしたくない。
義「A!!!」
義勇は勢いよく引き戸を開いた。血の匂いがする。しかも凄まじい気配。
義「(無事でいてくれっ……)」
そう願うしかなかった。
?「ゔゔぅぅう……」
義「っ!?Aか!?」
義勇は声のする方へ走った。
そこにはとんでもない光景が待っていた。
565人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むい@佐々木ゆやのさぶ! - 殺れるか?物騒な、、面白いです!頑張って下さい!((( (2020年11月24日 22時) (レス) id: 9a58e73a25 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - ぎゆうさんかわよ!(*≧∀≦*)更新頑張ってください! (2020年10月31日 8時) (レス) id: 13ab585311 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - ぎゆさんシスコン(´ω`*) (2020年10月22日 14時) (レス) id: b63e9c057b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 鬼滅の刃大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月20日 12時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ - ああ!!面白いです!これからも更新頑張ってください!! (2020年9月19日 17時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:氷織 | 作成日時:2020年7月5日 3時