遠い出来事 (ページ9)

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フラフラと歩く、××××の元へと歩いていった
手に持つ拳銃は重たくて冷たかった
後ろでは見守っているのだろう黙っている親戚
××××は近付く私を見て怯えていた

「シリウス…」

小さく紡がれた言葉、私はそっと拳銃を持った手を自分の顔の前まで持っていき

＿＿待ってて、今片付けてくる＿＿

口パクでそう伝えた
その後の行動は早かった
腰に隠していた鞭を取り出し拳銃を親戚2人の間めがけぶん投げそっちに気を取られた男を鞭で絞め殺す
「まず一体」そう呟いて鞭を振るい汚い物を地面に叩きつけたところで女の方が喚き出す

「恩知らず！！あんたなんか親不孝だ！！」
「親不孝？あんた、自分達が私達に何かためになることやったのか？」

嘲笑うように笑うが口は動いてない
水の魔法を使い銃をこちらへ流す小川を作る
流れてきた銃を片手に持ち、鞭を拳銃に巻き付けてから××××の頬に触れた

「安心して、私は××××を殺したり使役したりしない、救うから」

精一杯の笑みを浮かべてからまた退治する
鞭を振るい、私はまた言葉を並べた

「どうして自分が何かしたと思えるのか？」
「私達があんた達を使わなければ殺されていたのよ！？それに、あんたは私達に命を助けられた、あんな親戚の家にいたらあんたも殺されていたのよ！？それだけでもありがたいと思わない訳！？」

…はぁ、と話を聞いてからため息をつく
そして……

「ごめん、それがどう恩返しに必要な恩になるか分からない
……まぁ、もう意識ないし聞いても無駄か」

鞭で絞め殺した