検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:3,159 hit

喜びは呆れと共に ページ6

御用を聞くと以前兄上が眠っている間に考えていた話での進行具合を聞かせて欲しいとの事だった
それならと外にある立礼式用の茶席へ案内する
渋る兄上に「お茶を点てるので道具を」と頼みとりあえず追いやって2人を座らせた

「Aも宇治も、元気そうだね」
「お陰様で、ジョシュア様も元気そうでなによりです」
「…2人は…というより、3人はお知り合いなんですか?」

2人でニコニコと挨拶をしていると彩矢様に聞かれる
ジョシュア様がこの方はと、目で訴えてきたので微笑んだ

「えぇ、私達抹茶の国と紅茶の国はよく交流するのですよ、トロイメアの姫君」

紹介よりも此方の方が早いと考えた、結果としては良かったらしくふむと頷くジョシュア様とそうなんだと微笑む彩矢様
私は少し嬉しくなった、他のことを話そうとした時に兄上が道具一式を持って帰ってくる

「…ジョシュア、お前に俺の妹の点てた茶を飲ませるのは実に不愉快だが有難く思…あだっ!?」
「……いい加減にしてくださいまし、同じ芳茗の者として、もっと言えば妹として恥ずかしゅうございます」

言い終わる前に指をさして文句を言う兄上の後頭部を思いっきり叩く
目で「それ以上いうとどうなるか分かるよね」と言えば大人しく彩矢様の隣_ジョシュア様の反対側に座った
…折角再会出来て嬉しかったのにと喜びと呆れが混ざったまま私は3人分の抹茶を点てた

会合→←再会



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:夢100 , ジョシュア
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月夜 | 作成日時:2020年2月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。