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「まぁ、それはそうと…お前、俺の妹のこと好きだろ」
「よくわかったね、そんなに顔に出てた?」

くるりと振り返り相手の顔を見る
ジョシュアはただ何時ものように笑っていた

「いーや、表情は変わってねぇよ……
ただ、態度が少し違うぐらいだ」
「無意識に優しくしてたかな…それは少し気を付けないと」

クスクスと笑う相手に「別にいいだろ、妹はとにかく姫様にも知られてないし」と呆れた顔でいう
姫様の態度はまぁ、姫としてはらしくなかったがそれでも妹は気に入ったらしく、「この後部屋に」と言っているのを聞いた

「今頃部屋で女子トークでもしてるんだろうよ、A達は」
「へぇ…女子相手に大人気ないけど妬きそうだ」

眉を下げ言うジョシュアに「嘘くせぇ」と呟くが多分本心だろう
此奴は好いた相手にとことん独占欲を働かせる
まぁ、その分愛してるんだと言えばそれでおしまいだが

「…それにしても、早めにその癖直した方がいいよ…エルフィンも良い気にならないだろうし」
「…まぁ、そろそろ俺が政権を握ることになるし
そん時に考えを改めましたって感じでやらせてもらう」

溜息を吐き、考えを言うと「穏便主義の宇治らしいね」とジョシュアは零した

「そうだ、そこでお湯貰ったから紅茶淹れてあげようか」
「……アールグレイがいい、後、くすねてきたの間違いだろそれ」

ジト目で見ると「メイドさんにお願いしたらくれたよ?」と笑いつつ何処からか取り出した茶葉の入った缶を開ける
……多分そこだろ、と告げつつ久し振りに嗅いだ紅茶の、アールグレイの匂いを堪能した

報告会→←一方その頃(タイトル少しサボりました)



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作者名:月夜 | 作成日時:2020年2月8日 20時

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