ある日突然学校に文豪が集いました (ページ24)

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学校内のデート（？）ページ24

夢主side

中原「A。すまねぇ、待たせた！！・・・さ、行こっか。」
『はい、・・・あ、カフェラテご馳走様でした！！』

茜先輩からの制裁を終え、無事脱出してきた太宰さんと中原さんにそれぞれ捕まり、回るところです。カフェラテ、中原さんに奢られました。

中原「先に、何か食うか。」
『たこ焼き！！たこ焼き食べたいです！』

そう言うと、笑って「おう、俺もそれ食うわ。」と言ってくれた。
中原さん、黒の癖にしてクッソカッコよいわ！！
まあ、好きか嫌いかと言われたら返答に困るけど。だって、文ストキャラは皆天使、紳士だもん。

中也side

きっと、此奴は俺のことを一人の異性としてではなく、一人の文ストキャラとして好きと思っているんだろう。だが俺は違う。

『んんー！！おいひぃー！！』

横でたこ焼きを頬張り乍らそんなことを言う此奴に俺は毎度の如く、胸が高鳴る。
今までは何もしなかったが、何時も横で寝ている此奴を見ては理性と戦うなんて、日常茶飯事だった。(太宰達は、今も仲良く一緒のベッドで寝ているらしい。滅茶苦茶自慢された。勿論ぶっ飛ばした。)

中原「・・・、ソースついてんぞ。」
『えっ！？何処ですか！？』

一生懸命探してゴシゴシするA。真反対をゴシゴシしているから、より可愛い。
俺はAの顔についているソースを指で拭った。

中原「ほれ、取れたぞ。」
『あわわっ！？すみません、すぐハンカチを…！！』

俺は慌ててハンカチを出そうとするAを止め、其の侭指についたソースを舐めた。
それを見た彼女は赤面

しなかった。

中原「・・・、何で手前はそんなに余裕があるんだよ・・・。」
『男慣れと、態勢…ですかね？』

俺は人気の少ない壁へ詰め寄り、其の侭Aに向かって壁ドンをした。

『・・・、中原・・・さん・・・？』
中原「俺は、手前の全てが好きだ！！その為に今回一緒に回るなんて言ったようなもんなんだよ！」

きっと俺は今顔が赤い。此奴は至って普通だが。

中原「と言うことで、此れからは一人の異性として意識しろよな。」

そう言って何事もなかったようにまた回り始めた。
然し俺は後ろで耳が少し赤くなっているAのことを見なかった。