ある日突然学校に文豪が集いました

太宰「なんか、勧誘された。」中原「俺も。」 ページ17

中也side

途中まで自主練していた俺達は、水分が切れて自販機まで歩いていた。
その途中で、二人組の男に捕まって、知らない教室に連れ込まれた。

「なぁ、頼むっ！！俺達とバンド組んでくれ！！太宰と中原っ！！」

三人の同級生に土下座されながら、頼まれる俺達。先ず・・・。

中原「なんで、バンド？」
「ここな、中高一貫なんだよ。」

新事実。初めて知った。

「それでな、今の高一が中一の時から、ある三人グループがズット一位なんだよ！！」
太宰「それで、優勝したいから、と？」
「そう言うことだ！！礼は何でもいいから！！」

刹那、太宰の目が光った。

太宰「じゃあ、二日目、仕事しなくていいかい？勿論中也も！」
「「「そんなことでいいなら、是非！！」」」

あっさり、了承した。

中原「大丈夫なのか？」
「大丈夫、俺、委員長だから。」

職権乱用してるぞ、此奴。(人のこと言えない人)

「得意な楽器とかあるか！？」
太宰「弾き方さえ覚えれば何でも？」
中原「特になし、しいて言えばキーボード。」

とりあえず、太宰はギター、俺はボーカルになった。因みに太宰も歌うらしい。
理由は、

「「「お前等、声がイケボだもん。」」」

だそうだ。その日は、部活があったのでそのまま帰ったが、次の日の昼休みから練習するそうだ。

文化祭前日っ！！→←文化祭まで、あと一週間だーー！！

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