【rkrn】フラれたらなんかモテ期きた。

隣の席の奴。 ページ18

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『はぁ……実技も疲れた……やっと放課後かぁ』


今日の分の授業がやっと終わって、
ぐーっと伸びをしながら廊下を歩く。

いやぁ疲れた疲れた。気晴らしに裏山で昼寝でもするかなぁ……でも虫嫌だなぁ()



そんな事を考えていると…

後ろから複数の足音が聞こえてきて、私の近くでピタリ、と止んだ。


「…あっ！5年は組の菅野A先輩だー！！」
「「「こんにちはぁー！！！」」」


『！！…乱太郎、きり丸、しんべヱ。どうしたの？』

元気な声が聞こえてきて、振り返ると一年生の乱太郎ときり丸、しんべヱの三人がにこにこしながら私に挨拶していた。

うーん、かわいい。百万点。(甘い)


「あぁ、私達これから補習なんです〜…」

「ほんと、やんなっちゃいますよねぇ」

「お腹すいた………」


『あはは……そうか、まぁ頑張れ』

「「「はぁーい」」」



3人の頭をポンポン叩いて手を振る。

乱きりしんは嬉しそうに撫でられた自分の頭をさわって、先輩さよーなら！とぱたぱたと廊下をかけていった。

うーん。かわいい()




私は補習に向かったであろう三人に背を向けまた廊下を歩きだす。


補習かぁ。私も低学年の頃はよくさせられてたなぁ…(しみじみ)
上級生になった今でも大分ギリギリだけど…



…そういえば、ついさっき実技の授業中、ボーッとすんなって先生に怒られたなぁ。
うるせぇ！！私だって余所見したくて余所見してる訳じゃねえんだよ！！！(キレ)





『…はぁー……』






_______トンッ



「よっ、菅野」



『！！……』



突然背中に手を置かれて思わず身構えたが、微妙に聞き覚えのある声に振り向いた。



『……あぁ…隣の…』



そこには同じ五はの隣の席のやつ。

そこまで親しいと言う訳じゃないけどちょくちょく話したり面識はある方だ。


ちなみに授業の時、笑ってきたのもこいつ(恨)



「そーそー、てかお前“隣の”じゃなくて俺の名前覚えろよな」

『えぇお前の名前とか興味ないしなぁ…』

「マジかお前」



ひでぇとけらけら笑いながらまぁ、俺もお前の下の名前知らないけど、と言ってきた。なんだこいつ()




『で、なんの用？』

「あぁ、まぁこれといった用事はないんだけどさ。ちょっと気になってる事があって」

『…はぁ…？？』


「菅野さ、授業中とかぼーっとしてたじゃん？なんか、常に上の空って感じで。もしかしなくともなんかあった？」





そいつは不思議そうに首を傾げた。

一難去ってまた一難→←馬鹿なクラス

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