絶体絶命 ページ22
A「会った…会ったけど、見かけただけだよ…?!」
これが私に出来る精一杯のことを治める方法。
太宰「嘘だね。」
私が馬鹿だった。
治に嘘をついてもバレてしまうのだが…
___私は嘘をつくのが下手くそだ。
太宰「蛞蝓と会って何をしたんだい…?」
物凄い笑顔で聞いてくる治。だが目が笑っていない。
A「えっと…はい。ざっくり云いますと
変態男に絡まれているところを中也に助けて貰って、あとは喫茶で過去のことを少し…。」
太宰「まって、その変態男って何。え?誘拐されかけた…?
____一寸出かけてくるよ!」
A「まってまって!大丈夫だから!中也が倒してくれたし!」
太宰「わかったよ…。でもこれからは何かあったら云うのだよ…?」
良かった…。本気で変態男潰しに行きそうな目してたから…。
A「ふふっ…。中也ね…全然身長伸びてなかった。」
これを中也に云ったら間違いなく怒られるけど__。
でも懐かしいんだ。治と中也のことを話すこと。
太宰「ぶふぉ…まァ中也は6年前から伸びていないからね。毎日、牛乳飲んで、るのに。」
最後は笑いを堪えるように話す治。
やっぱり中也のこと本気で嫌ってるんじゃないんだな。
A「今日もね帽子は絶対外してなかったし、珈琲には砂糖入れてたし変わってないよね!あとね!泣いた姿が__」
太宰「Aさん。」
A「え…?」
私の視界は反転をし、天井をうつしている。
まあ、つまり押し倒されたのだ。
手首を抑えられ起き上がれない。
細い体をして力は強い。
A「お、治…?どうしたの?」
太宰「Aさんが嬉しそうに中也のことを話すのを見て私が嫉妬しないとでも思うのかい?」
押し倒している太宰の顔は苦虫を噛み潰したようななんとも言えない顔だった。
まるで
____独り占めしたい、とでも云うように。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。めっちゃドキドキでした続き待ってます (2019年11月4日 21時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
月村(プロフ) - よるさん» コメント有難うございます!これからもっと燃やす(萌)つもりです! (2019年5月17日 18時) (レス) id: 367a4ac6f4 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 双黒が部下っていい……萌える((【速報】只今、○○県○○市のお宅から火災が発生しました。近所の住民によると『尊いーー!!』と叫びながら人が急に燃えたそうです。 (2019年5月15日 0時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
月村(プロフ) - 麦ちゃん さん» 新しい季節でバタバタしており更新する機会がなかったのですがGWにもなり時間がありますのでこれから更新しようと思っています。わざわざコメント有難うございます! (2019年5月2日 9時) (レス) id: 367a4ac6f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月村 | 作成日時:2019年4月8日 22時