検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:23,305 hit

悪夢 ページ26

「…なに、この子…いきなり変なこと云いだ
して…」


「俺には…後ろに変なヤツが見える…い、一体なんなんだ!ほ、本当に、俺の娘だという
のか!?」


『な、なんのことなの、私わからない…
二人が、疲れてるんでしょ、私は知らない、
知らない!』


「じゃあなんなの!なんなのこれ…!」


少女は、四歳程度に見えた。

これは身体的特徴のみの判断だ。

フム、だがしかし、四歳の子供というのは、
このように達者な言葉遣いだろうか。

少なくとも、私が四歳の少女と聞けば、
あどけない、必要以上に素直な、親なしでは
まだおぼつかないような不出来な感じがする。

この少女は、私の"四歳の少女"というイメージを逸脱している。


あどけないともいえないし、素直かとも返答に迷う。

… 別に侮辱しているわけではない。

何より、親がなくても、生きていける…いや、違う、これは一概に、自立してるのではなかろうか。

少なくとも、私にはそんな風に見えてしまうのである。

英才教育を施されているとも思えない。

まあ、至って普通の少女なのだが、一度喋らせると、なんだか妙な違和感を感じざるを得ない。

ウム、なんと表現したら良いか…ああ、
そうだ、丁度、見かけは四歳の少女だか、中身がなにか別のものにすり替わっているような、そんな感じである。


「厭よ厭!こんな恐ろしい子、育てられ
ますか!」


「真実を見抜くだってぇ?なんだってそんな
気味の悪い力を持ってるんだ!」


「まあまあお二人とも、そう仰らず…これにはちゃんとした理屈があって…」


「じゃあなんだってのよ!」

「お母さん、彼女は世に稀に見る異能力者ですよ、真実を覗く力を持っていること以外は、
至って普通の子供ですから、警戒する必要はありません」


「異能力者だって?俺達は異能なんて持って
ないぞ!」

「異能は遺伝するものではありません。唐突に備わった奇跡的な力ですからね。お二人が異能者でなくとも、彼女に異能が備わっているのは、なんら不思議ではないです」


「でも気味悪いことには変わりないわ。どうやったって、隠し事もなにもできやしないわ。
きっと将来、そんなことで人に迷惑かけるに
きまってる」

「でもお二人のお子さんですから…」

悪夢の延長線→←トリックアート


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

太宰さんの包帯

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

丸ノ内マルフォイ - 闇川幽鬼さん» おお!とても丁寧なご説明、ありがとうございます!もう絶対教えてくれる人とかいないだろとか思ってたんで、とてつもなく嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、何卒宜しくお願いします! (2019年9月5日 22時) (レス) id: f3401d0768 (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - 次に貼り方は貼りたい場所を長押しすると上に「ペースト」という文字が出ます。それを押してコピー完了・・・だと思います。・・・説明下手ですいません。分からない所があれば言って下さい。上手く説明出来るか分かりませんが頑張ります。 (2019年9月4日 23時) (レス) id: 56867ea8da (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - いつも楽しく見させて貰ってます。URLの貼り方は貼りたい文字を長押しすると青い枠?が出てきます。枠の青い丸を長押しスライドさせて貼りつけたいURLを選択します。上に「コピー」という文字が出ます。それを押してコピー完了! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 56867ea8da (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:丸ノ内マルフォイ | 作者ホームページ:http://subetenohazimari  
作成日時:2019年8月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。