悪夢 ページ26
「…なに、この子…いきなり変なこと云いだ
して…」
「俺には…後ろに変なヤツが見える…い、一体なんなんだ!ほ、本当に、俺の娘だという
のか!?」
『な、なんのことなの、私わからない…
二人が、疲れてるんでしょ、私は知らない、
知らない!』
「じゃあなんなの!なんなのこれ…!」
少女は、四歳程度に見えた。
これは身体的特徴のみの判断だ。
フム、だがしかし、四歳の子供というのは、
このように達者な言葉遣いだろうか。
少なくとも、私が四歳の少女と聞けば、
あどけない、必要以上に素直な、親なしでは
まだおぼつかないような不出来な感じがする。
この少女は、私の"四歳の少女"というイメージを逸脱している。
あどけないともいえないし、素直かとも返答に迷う。
… 別に侮辱しているわけではない。
何より、親がなくても、生きていける…いや、違う、これは一概に、自立してるのではなかろうか。
少なくとも、私にはそんな風に見えてしまうのである。
英才教育を施されているとも思えない。
まあ、至って普通の少女なのだが、一度喋らせると、なんだか妙な違和感を感じざるを得ない。
ウム、なんと表現したら良いか…ああ、
そうだ、丁度、見かけは四歳の少女だか、中身がなにか別のものにすり替わっているような、そんな感じである。
「厭よ厭!こんな恐ろしい子、育てられ
ますか!」
「真実を見抜くだってぇ?なんだってそんな
気味の悪い力を持ってるんだ!」
「まあまあお二人とも、そう仰らず…これにはちゃんとした理屈があって…」
「じゃあなんだってのよ!」
「お母さん、彼女は世に稀に見る異能力者ですよ、真実を覗く力を持っていること以外は、
至って普通の子供ですから、警戒する必要はありません」
「異能力者だって?俺達は異能なんて持って
ないぞ!」
「異能は遺伝するものではありません。唐突に備わった奇跡的な力ですからね。お二人が異能者でなくとも、彼女に異能が備わっているのは、なんら不思議ではないです」
「でも気味悪いことには変わりないわ。どうやったって、隠し事もなにもできやしないわ。
きっと将来、そんなことで人に迷惑かけるに
きまってる」
「でもお二人のお子さんですから…」
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丸ノ内マルフォイ - 闇川幽鬼さん» おお!とても丁寧なご説明、ありがとうございます!もう絶対教えてくれる人とかいないだろとか思ってたんで、とてつもなく嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、何卒宜しくお願いします! (2019年9月5日 22時) (レス) id: f3401d0768 (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - 次に貼り方は貼りたい場所を長押しすると上に「ペースト」という文字が出ます。それを押してコピー完了・・・だと思います。・・・説明下手ですいません。分からない所があれば言って下さい。上手く説明出来るか分かりませんが頑張ります。 (2019年9月4日 23時) (レス) id: 56867ea8da (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - いつも楽しく見させて貰ってます。URLの貼り方は貼りたい文字を長押しすると青い枠?が出てきます。枠の青い丸を長押しスライドさせて貼りつけたいURLを選択します。上に「コピー」という文字が出ます。それを押してコピー完了! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 56867ea8da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:丸ノ内マルフォイ | 作者ホームページ:http://subetenohazimari
作成日時:2019年8月14日 23時