ブイズ使いは大変ですっ！ 【ポケモン】

第8話・ポケモンセンター ページ8

(ど、どうしよう、イーブイが、ぐったりしている…！傷ついている…！)

泣きそうだった。もしもこの子が死んじゃったら…。段々マイナスな考えになってくる。


『お、お母さん！』

私は家のドアを開けた。


「ど、どうしたの？」

お母さんが私の震えている声に気づいたのか、すぐに駆け寄って来た。

『イーブイが、イーブイが…。』

上手く説明できない。


「ああ、傷ついちゃったのね。落ち着いて。大丈夫よ。
ほら、学校で習ったでしょ？ポケモンセンターって。」

お母さんの言葉にはっとした。そうだ。ポケモンセンターに行けば良いんだ。

私はすぐに家を出て、ポケモンセンターへ向かった。



『こ、ここかな…？とりあえず入ってみよう。』

入ってすぐ真っ直ぐにお姉さんが立っていた。

髪の毛の色はピンクで、後ろ髪はリングのように結ばれている。

『ぁ、あのっ！』

勇気を出して話しかけた。

「はい、何ですか？」

『このイーブイを、直してあげて！』

焦りすぎて敬語にならなかった。


「この子を捕まえた時のモンスターボールは持っていますか？」

『えっと…。』

確かこのバッグに入っていた気が…。

『あ、あった！』

そしてイーブイをボールの中に入れ、お姉さんに渡した。


イーブイが元気になったら、家へ鼻歌を歌いながらイーブイと一緒に帰った。


『お母さん！』

「なあに？」

『イーブイ、元気になったよ！』

「良かったね。」

『うん！』


その日の夜、私とイーブイは同じベッドで仲良く寝ていたそう。

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