口ほどにもないわたし(リッパー)(甘) ページ2
私は、リッパーの左手が怖い。
別段何をされたって訳でもないけど、あの狂気的な見た目とオーラが苦手だ。
リッパー自身じゃなくて、彼の左手だけに恐怖を覚える。
「まったく……そんなに私の左手が苦手かい？」
「うん苦手、今にも狩られそう」
「まぁ否定はしないけれどね」
フフンと満更でもなさそうに、仮面の下で鼻で笑った彼は鋭く尖った左手をまじまじと見つめた。
カチャカチャと鉤爪の音を鳴らしては 此方に向けて、私の反応を楽しんでいる(性格の悪いヤツめ)
「だから、怖いってー……」
「じゃあ、右手は？」
言うが早いか、私が言葉を言い終える前に頬に添えられた彼の右手。
革の手袋をはめた右手は至って普通で、優しく頬に宛てがうソレを、不覚にも少し意識してしまう。
「可愛い反応してくれるじゃないか」
そんな此方の反応を見て、やっぱり彼は仮面の下で鼻を鳴らし笑っている。
だから、その台詞、反則だって。
「そんなんだからリッパーは、女たらしって言われるんだよ」
「嬉しいね 僕の事をよく知ってもらえて。まぁ
こんな事するのはAだけだけどね」
とんでも発言に目を丸くする私。
きっと今、顔は真っ赤なっているんだろうと自覚する程 熱が帯びていた。
口ほどにもないわたし
(こんなん惚れるわ)
名前で呼んでください(リッパー)(ほのぼの)→←叶えたもん勝ち(リッパー)(シリアス、甘)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 314人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那 - 面白かったです!もし宜しかったら曲芸師のを読んでみたいです！よろしくお願いします (2019年9月21日 3時) (
レス) id: 546156cbf5 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - リクエスト失礼します…！宜しければオフェンス君のが読みたいです…>< (2019年9月14日 15時) (レス) id: a15a9a8ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ニラ - はじめまして！いつも楽しみに見させてもらっています！リクエストでイライとノートンの劇甘を見てみたいです...！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 1e970fa705 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ほわいとさん» 読んで下さりありがとうございます！ロビー君に対しての個人的な願望を文字に起こしたものですが、キュンときていただけたようで良かったです！こちらこそありがとうございます！ (2019年8月25日 1時) (レス) id: ec6a05673d (このIDを非表示/違反報告)
ほわいと - 新作読みました…！かわいすぎてもうニヤけが止まらなかったです！子供らしくもありつつ男らしくもあるロビーくんにキュンときました笑ありがとうございました！ (2019年8月25日 1時) (レス) id: 2392930ced (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あき | 作成日時：2019年2月12日 23時
