伝わってるかいハニー(リッパー)(甘) ページ11
紅茶を淹れてようとした私を後ろから抱きすくめて上機嫌に鼻歌を歌う人物は、ハンターであるリッパーだった。
普段は荘園のゲームで執筆に追い掛けてくる彼からひたすら逃げているのだけれど、なんせ今日は荘園のゲームは開催されないから逃げる必要はない。所謂オフの日ってやつ。
「リッパーも紅茶飲みたいの？」
「あぁ、そのつもりはありませんでしたが折角なので頂きます」
いつにも増して上機嫌そうなその口振りに、何かと不信感を抱いてしまう私は意地悪だろうか？
人物が人物だから、警戒心を抱いてしまうのは当たり前といえば当たり前なのだけれど…
「リッパーご機嫌だね。何かいい事でもあったの？」
「おや、気付いていないのですか？」
「？」
やれやれ。と肩をすくめて、私の前に移動したリッパー。
手を組んで 少しばかり呆れたような雰囲気をしている様子だが、その情報量だけでは到底察する事が出来なさそうだ。
「A、質問です。今日君以外の他のサバイバーは何処へ行っているのかな？」
「えっと、確かオフの日だからって言って月の河公園に遊びに行ってたかな」
「じゃあ私以外の他のハンターは？」
「他の皆と同じで、遊びに」
「なら、私とA二人っきりの状況というわけだね？」
「そうだねー……あ、」
やっと気付いたか。と呆れた声のタメ語が聞こえた。
そういえば、今日は此処では私とリッパー二人っきりじゃないか。
いつも隙あらば私にくっ付いてきたり、セクハラ紛いな行為をしたりする彼にとって今日はまたと無いチャンスの日なのだろう。
あぁ、分かった だからこんなに上機嫌なのか。
「まぁ そういう事です。ね、楽しもうじゃないか」
ずらされた仮面の下には 彼の唇があって、そのまま口付けを一つ、落とされた。
私の頬に添えられている大きい手も普通の手も、普段の時と比べ嘘のように とても温もりを感じられた。
別にリッパーと恋人の様な関係を築いている訳では無い。
ましてや関係を持った事など一度も。
「今日は簡単には逃がさないよ」
自身の胸元にそっと置かれた、リッパーの手。
この先を少しでも期待してしまう私は、いよいよ本格的に彼に魅了されてしまったらしい。
伝わってるかいハニー
(Yesと捉えても平気そうだね)
手が届く距離にいて(探鉱者)(甘)→←愛しさの低音(納棺師)(シリアス)
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刹那 - 面白かったです!もし宜しかったら曲芸師のを読んでみたいです！よろしくお願いします (2019年9月21日 3時) (
レス) id: 546156cbf5 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - リクエスト失礼します…！宜しければオフェンス君のが読みたいです…>< (2019年9月14日 15時) (レス) id: a15a9a8ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ニラ - はじめまして！いつも楽しみに見させてもらっています！リクエストでイライとノートンの劇甘を見てみたいです...！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 1e970fa705 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ほわいとさん» 読んで下さりありがとうございます！ロビー君に対しての個人的な願望を文字に起こしたものですが、キュンときていただけたようで良かったです！こちらこそありがとうございます！ (2019年8月25日 1時) (レス) id: ec6a05673d (このIDを非表示/違反報告)
ほわいと - 新作読みました…！かわいすぎてもうニヤけが止まらなかったです！子供らしくもありつつ男らしくもあるロビーくんにキュンときました笑ありがとうございました！ (2019年8月25日 1時) (レス) id: 2392930ced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき | 作成日時：2019年2月12日 23時
