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11 コナンSiDE ページ12

ピリリリリ、とポケットに入れていた携帯に着信が入る。


液晶画面に表示されていたのは、“安室さん” の4文字。


滅多に掛かってこない人からの電話に不思議に思いながらも、俺は蹴っていたサッカーボールを止め、携帯を開く。


「もしもし、安室さん?どうしたの?」


《あぁ、コナン君。ちょっと今からポアロに来れるかい?なかなか興味深い人を捕まえてね……。》


店内のざわめきに紛れて聞こえる安室さんの声は、何故か低く強張っている。


いつも落ち着いている安室さんらしくない。


……ふと、頭の中に奴らの姿がチラついた。




……ま、まさか……。




「すぐ行く!」



俺は素早く携帯を切り、即座にポアロへの道を全速力で走り出した。









「っはぁ、はぁ、はぁ…っ。」


数分かけてたどり着いたポアロの前で、俺はすっかり荒くなった呼吸を整える。


乱れた服を直し、安室さんが警戒していた奴に気づかれないように、そっと店内に滑り込んだ。


「あ、……。」



思わず声が漏れてしまう。



ーーー見つけた。



一見いつも通りの店内。


でもいつもと明らかに違う、無視のできない違和感。


……カウンターに座る、あの男。



黒いパーカーにジーンズ、ありきたりなその格好。


グラスを傾けるその姿には、特別おかしなことなんてない。



ーーーだが。



決して一般人には持ち得ない、その身に纏う空気を、俺は知っている。



その、重苦しい気配は。



その、酷く冷たい瞳は。









ーーージンを、彷彿とさせた。

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あごしわ - 常に周囲を警戒(サバゲー狂特有) 一ミリも隙がない(サバゲー狂特有) 強烈な殺気(サバゲー狂特有) (2020年1月3日 5時) (レス) id: d41c4bfd58 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - 白桜さん» 続編移行、初めての時はよく分からないですよね。とても面白いと感じる作品なので、これからも頑張って下さい (2019年7月8日 0時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
白桜(プロフ) - 続編登録いたしました、申し訳ありません。やり方がよく分からず……。拙い作品を読んでくださりありがとうございます。機械には若干相入れなさを感じます……。 (2019年7月8日 0時) (レス) id: 33d5312230 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - 続編が登録されていないのか、2に移動できません。いつも楽しませてもらってます。更新頑張って下さい (2019年7月7日 23時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
山姥拓海(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください (2019年7月6日 21時) (レス) id: e2c2af4155 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白桜 | 作成日時:2019年5月21日 19時

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