52話 ページ3
『髪、伸びたね。』
「…おかか?」
『ううん、かっこいい。』
「〜〜〜っ///」
『あ、照れてる。』
「…高菜。」
髪型ひとつで雰囲気がガラッと変わる。
けど、私が好きな棘くんには変わりない。
あれ、なんか身長伸びた?
体つきも、なんかがっしりしたような。
あ、そういえば準一級呪術師になったんだっけ。
1年生は入ったのかな。
…聞きたいことがいっぱいだ。
一気に聞いたら棘くんびっくりしちゃうよね。
自分の中で整理がつかず、思わずふふっと笑みが溢れる。
「…ツナ?」
『あ、ごめん。聞きたいことがいっぱいで…』
肩に埋めていた顔を上げると至近距離に棘くんが。
綺麗な顔立ちに、思わずドキッとした。
瞳に私が映ってる。
棘くんがゆっくりと近づく。
私も鈍感ではない。
瞳を閉じて、その瞬間を待つ。
『ん…』
「…っ」
唇に感じる柔らかい感触。
棘くんとの初めてのキスだった。
触れるだけの、優しいキス。
唇が離れたのを感じて目を開ける。
私の顔はきっと真っ赤だろう。
棘くんの顔もすごく赤かった。
どちらともなく笑みが溢れた。
『ふふっ…真っ赤だよ、棘くん。』
「…A、いくら。」
『え?私も?』
「しゃけ。」
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金糖の少女_✴️ - 更新停止、、まいえんじぇぅ棘えええええええ!!!!!棘不足で召されるううううううう!!!! (12月19日 14時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
RUNA - 一気読みさせて頂きました!めちゃくちゃ面白いです!更新待ってます! (12月2日 9時) (レス) id: b5ccb32c76 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - ん”ん”ーいいところで終わるぅ 楽しみ!頑張ってください! (2023年4月9日 21時) (レス) @page17 id: 9cb3c013ec (このIDを非表示/違反報告)
雛乃 - 最高!死んでも悔いない! (2021年7月12日 23時) (レス) id: d318428c81 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - このお話とっても好きです!更新楽しみにしてます!! (2021年5月28日 17時) (レス) id: 3dcc35d873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーひ | 作成日時:2021年4月3日 18時