53話 ページ4
「コイツには色々と聞かないといけない、死なせちゃダメだよ。」
なんだか「死」という物騒な言葉が聞こえる。
すると今まで真っ暗だった視界に光が入る。
『んっ…眩し…』
「ごめんねA、ちょっとあいつの手当してくれる?」
『…え…。』
悟くんが指を差した先には手首・足首が捻られてる男性が。
さっきの音の正体はこれだったんだ。
人が捻られると、あんな音に…。
というか、悟くんがやったの?
どうやって…。
「あいつら、逃げの算段ついてるっぽいんだ。ちょっと離れてて。」
悟くんに言われた通り少し離れたところで治療に当たった。
改めて見るとむごい。
手加減はしたんだろうけど人間の手足をこんな状態に…。
悟くんの方を見ると大きな紫色をした球体みたいなものが森を抉っていた。
『(あれ、なに…?)』
「いでぇ!いでぇよぉお!!」
「黙れ!」
『!すいません、我慢してください…!』
いけない、私はこっちに集中しないと。
死なせない、きっと何かしら情報を持ってるはず。
「イエーイ!一件落着!!」
目隠しをしながら悟くんが戻ってきた。
「A、治療ありがとう。」
『……っ。』
「…A?」
『あ、いえ…。』
あの紫色のやつはなに?
森が一瞬で抉れる威力なの?
それに、人の手足をこんな状態にできるの?
術式?それとも呪力?
聞きたいことが山ほどあった。
これが、最強と言われる特級呪術師五条悟。
改めて、いつも私の隣にいる彼がすごい人なんだと実感した。
それと同時に…
初めて悟くんを怖いとも感じた。
308人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆーひ(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» コメントありがとうございます!更新速度遅くて申し訳ありません、こんな作品でもよければこれからもよろしくお願いします! (2021年4月26日 1時) (レス) id: 9771f05641 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります! (2021年4月4日 12時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーひ(プロフ) - せなさん» こんな駄文を褒めてくださりありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 9771f05641 (このIDを非表示/違反報告)
せな - とっても面白いです!これからもお体に気をつけながら更新頑張って下さい!! (2021年3月28日 22時) (レス) id: 55b68864c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆーひ | 作成日時:2021年3月26日 17時