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#34 ミリオンダラー・ガール ページ34

「陣馬さん、この前入れたばっかでしょ」
「あれから二本は入れてる」「そんな来てるんすか」
「ねぇ」
「なんだよ、さっきから」
「さっきの話の続きしよ?隊長に子供がいるって話」
「かっら…玉ねぎ」
「ねぇ聞いて!隊長の旦那は?部署は?階級は?俺らより下?上?」
「隊長の旦那さんは警察官じゃない」
「え?」
「飲食店経営者だ」
「え!行きたい行きたい!」
「もうないんだ、ご主人は事故で亡くなったんだ。亡くなってから妊娠に気付いて、桔梗は産んで1人で育てた」
「え、子供は?誰が見てんの?」
「宮がよく遊びに行ったりしてたけど、今は妹みたいな人が見てる。宮とも仲がいいって」


_____
「ねぇねぇ!外でご飯食べたかった!後、幸人も泊まってよ!」
『ははっ、魚見ながら魚食うの?後、泊まりはまた今度な?今日急に来て俺も着替えとか準備できてないからさ』
「宮の言うとおり、ごめんね宮」
「…魚は食べない!幸人も嫌い!」
「こら!ゆたかー!」
「ゆたかくん、スパゲッティにはお魚入ってないよ?」
「ほら、はむちゃんもそう言ってるでしょ?」
『わかったわかった泊まるよゆたか、食わないなら俺がゆたかの分まで食っちゃうぞー!』
「もーほんとにいいの?宮、」
『んは、いいんすよ。コンビニで下着だけ買ってきます。服は置いてあるの分駐にあるんで』

_______次の日

ある場所で、女が1人打たれるところから始まった。

「俺さぁ、パパ立候補しようかな隊長の」
「お前といたほうが大変だ、そもそも父親探ししてない」
「じゃあ志摩も呼ばれてないってことか、呼ばれてるとしたら宮ちゃんか」
『なんでそうなる…』
「つか宮ちゃん今日隊長と一緒に来たよねー…きゃっきゃっうふふしたの?」
『バカか、ゆたか…隊長の子供がどうしても泊まって欲しいって言うから泊まったんだよ。つかなんで急にそんな話になるんだよ』
「いやー?子供かわいいなって」
そう言うと伊吹は運転席の下にあるボタンを押して、メロンパン号から愉快な音楽が流れ始めた

〜メロンメーロン丸ごとメロン♪

「メロンを流すなっ!」
「いや、みんな喜んでんじゃん。」
「なんだこの歌」
「いや、前さタイガーマスク現象ってあったじゃん?」
『あぁ、タイガーマスクの名前で児童養護施設にランドセル送って全国で真似する人が出た。」
「あれさ俺も真似して送ったんだよね」
『…こいつまじか』

その後も伊吹の話を聞いて相当の馬鹿だと言うことを再認識した2人だった

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作者名:いのち | 作成日時:2020年8月31日 13時

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