【ハイキュー】恋愛ゲーム。【黒尾鉄朗】

game：９８ ページ18

黒「終わった〜」


肩をならしながら彼はそう言って



そのまま帰ろうとした。







あ「ダメ――ｯ」





思わず叫んで彼の袖をつかむ。



鉄朗は静かに私を見て笑った。




黒「なんだよ？」


あ「・・・私、まだ質問の答え聞いてない」






黒「・・・。えらく食いつくな」

引き下がるわけにはいかない






絶対に。




あ「・・・答えて」

黒「・・・。




別に。赤葦は学校は違えどいい後輩だからな。




彼女ができるとなれば聞きたくなるだろ」






あ「嘘だよ」

黒「あ？」





今の鉄朗は嘘ついてる。



目を合わせない。



あ「私は本当のこと言ってほしい」

黒「・・・。




お前さ、さっきバスでされたこともう忘れたの？」






軽く突かれて壁に背中が当たる。


顔の横に手をつかれたら世間に知られてる壁どん状態。





黒「危険だって事わかんないの？」




・・・


どうして？


あ「どうして？」


疑問は声に出ていた。




黒「・・・なにがだよ？」

あ「無理に答えを作ってるように見える。


嘘を言ってほしくない」


黒「嘘なんか…」

あ「目を合わせてないよ。




今も、黒尾は何なの？私に嫌ってほしいの？

だからわざと私が避けるようなことを言うの？」




ほら、また目をそらす。







あ「本当のこと言ってよ」






私は、、あなたの本当の言葉を聞きたいんだよ。

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