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龍side
夜も更けて休憩をしている中、スタジオにアレが出てきた
海「うわ、結構デカイな」
翔「ちょ、翔平どっかやってや」
俺を含む数人は虫が大の苦手で
特に怖がりもしないで翔平さんが近づく
壱「ちょ、おい!」
海「うはは!めっちゃビビるやないですか笑」
俺よりも更に虫嫌いな壱馬さんを後ろから海青さんがビビらせたり
翔「うわっ!びっくりしたぁ!
やめろや!笑」
俺も近くにいた翔吾さんを驚かしたりとしていると
海「翔平、飛ぶやつおるぞ一匹」
浦「あ、こいつ?」
そう言って翔平さんが近づくと
「「「うわぁぁ!」」」
驚いたのかこっちに飛んできて大騒ぎになった
壱「おーい、マジでさぁ....」
「壱馬君、次インタビューしたいから外に来てもらっても大丈夫?」
外で撮影をしていたAさんが壱馬さんを呼びに来た
そういえばAさんって確か
陣「A、今こっち来ん方がええで」
「え、何かあったんですか?」
そう言って辺りを見渡した時
昂「あ!翔平さんストップ!」
昂秀も思い出したのか翔平さんを呼び止めるも既に手遅れで
浦「へ....?」
翔平さんが動くと同時にアレがAさんの近くへと飛んで行った
Aさんの靴にくっついてそれを見下ろすと数秒固まり
「ぎゃぁぁぁ!」
陣「A落ち着け!」
足を振り回して追い払った後もそいつは近くを動いていて
「無理無理!やだ!あっち行け!」
近くにいた瑠唯さんの後ろに隠れて認識しないようにしていた
陣「翔平!とりあえず外に逃がしてこい!」
浦「わ、わかりました!」
翔平さんが外に逃がしている間も瑠唯さんから離れることはなかった
与「A、大丈夫?」
陣「怖かったなぁ
もうおらんから平気やで」
年上組2人が慰めていると
「ぐすっ」
鼻を啜る音が聞こえた
その瞬間
陣「翔平、ちょっとこっちで話すか」
海「あん時昂秀が止めたんに動きやがって」
過保護組の目の色が変わった
拓磨はしれっと瑠唯さんに抱き着いているAさんの背中を摩って甘やかしている
ちゃっかりしている所が拓磨らしい
暫くして山彰さんと慎が走ってきて状況を把握すると山彰さんが翔平さん達に近づいた
すみません翔平さん
俺じゃ流石に山彰さんには敵いません
せめて骨は拾ってあげようと静かに手を合わせた
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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時