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壱馬side
壱「うちの慎も似たようなことあったんですよ
ちょっと苦手なスタッフさんがいて、Aさんが庇ってくれてからそれ以来懐いたらしくて笑」
伸「Aちゃんって大人しそうに見えてしっかりしてるよな」
壱「でも自分の事になるとてんでダメで笑
陣さんがいつも怒ってるんですよ
もう少し危機感持て、って笑」
伸「え?過保護なのって1人じゃないの?何人いるわけ?」
壱「陣さん、山彰さん、海青、慎、拓磨の5人ですね」
伸「多くね!?」
壱「だから毎日賑やかですよ笑
ちょっとでもAさんが男といるところを見たら陣さんや海青が詰め寄ったりしてるし」
山彰さんなんて1番心配してる癖に気にしていないフリしてるから見てて面白い
伸「でも良かったぁ
ランペって人数が多いからさ
色々と苦労してないかなって心配してたんだよ
良い奴なのは知ってるけど翔平とか大変そうだし笑」
壱「それは言えてますね笑」
昂秀の遅刻が減ってきたのも、海青の無理な制限を抑えることが出来てるのもAさんのおかげだ
割り振られた仕事以上の事もこなして大変なはずなのに、辛そうな顔は俺らに見せようとしないで常に笑顔で接してくれる
あの人には感謝してもしきれない
壱「伸さんはAさんのことどう思ってます?
あ、別に変な意味とかやないですよ?」
伸「俺!?俺かぁ〜
考えたことなかったけど....やっぱり妹?みたいな感じかな〜
ほら、俺ってタッパあんじゃん?
初めて会った時にビビられたんだけど、少しずつ心を許してくれてるあの感じが庇護欲っていうの?なんか守ってあげたくなるよな
あ、別にそんなんじゃないからな!?陣君とかに言うなよ!?」
壱「どんだけ必死なんですか笑」
直己さん達の顔がよっぽど怖かったのか慌てて弁明してきた
伸「そういう壱馬はどうなんだよ」
壱「俺っすか?」
まさか自分に質問が返ってくるとは思わなかった
壱「尊敬出来る大切な人、ですかね
そこはAさんだけじゃなくてメンバーや他のスタッフさんとも変わんないですよ」
伸「ほんとかよ笑」
壱「嘘なんかつきませんって笑」
その後も色んな話をして日付が変わらないぐらいに解散することになった
壱「ご馳走様でした!」
伸「おう!今度は他のメンバーとも行こうな!」
壱「皆にも言っておきます笑」
2人でタクシーを待っていると
伸「あれ?あそこにいるのAちゃんじゃね?」
壱「え?」
伸さんが指を差した先には確かにAさんの姿があった
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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時