俺達のマネージャー 2

過去 〜真実〜 ページ33

次の日から少しずつ感覚を取り戻し始めた
陣さんや龍友さんの言う通り、焦りばかりが前に進んでいたのかもしれない
リハビリから１ヶ月半が経ち、もうすぐで前の感覚に追いつくと思っていた時




私は衝撃的な真実を知ってしまった


練習が終わり、今日も先生に頼んで自主練をさせてもらえる事になった
1度着替えようと更衣室に行くと、数人の話し声が聞こえてきた

｢え、じゃあわざと引っかけたの？｣

わざと？引っかけた？

更衣室で話していたのは私と組んでいたグループの人達だった

｢まぁ、あんな大事になるなんて思わなかったけどね笑
あいつ一人でやる気出しててウザかったし、陣さんとか数原さんにも媚び売ってるしさぁ
皆の前で恥じかけばいいやって思ってたら怪我までしてくれたしラッキーだよね笑｣

｢なに、それ....｣

｢....聞いてたんだ？｣

彼女は焦るどころか嘲笑うようにほくそ笑んだ
その顔が私には悪魔に見えた

｢そんなことで、私はあんな目にあったの？｣

｢治ったから良かったじゃん笑
それに私がやったなんて証拠どこにもないし｣

｢証拠とか、そんなのどうでもいい！
あんたの勝手な都合で私がどれだけ苦しかったか！
今ぐらい踊れるようになるまでどれだけの時間を費やしたかわかる！？｣

｢うるっさいなぁ｣

ドカッ

｢ぐっ、｣

急にお腹を蹴られ蹲る

｢ちょ、流石にまずいって｣

｢今日はもう誰も来ないから大丈夫でしょ笑
....私的には辞めてくれても良かったのに
さっさと田舎に帰ってボーイフレンドにでも泣きつけば？笑｣

｢っ、彰吾、君はそんなんじゃない
大体あんたに関係ないやろ｣

｢そうやって自分は周りと違うって勘違いしてんのもムカつくんだよね
この人でしょ？前に電話してたボーイフレンド｣

私のバッグからケータイを取り出して写真を抜き取った

｢なに、する気....？｣

｢ねぇ、やばくない？｣

｢も、もういいじゃん？｣

見ていた2人が止めてもやめる気配はなかった

｢うわ、陣さんとも撮ってるし
本当に媚びるの上手いよね笑｣

｢やめてっ！｣















ビリビリビリ

















目の前で2枚の写真が破かれた

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