俺達のマネージャー (ページ24)

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陸side

｢ちょ、ちょっと待って！あの人は別にそんなんじゃなくて｣

山彰｢A｣

｢しょ、彰吾君？顔怖くない？ていうかとりあえず私の話を｣

山彰｢何処の馬の骨かわからん野郎に俺らのマネージャーをほいほい渡すわけねぇじゃろ
１回俺に会わせろ
お前のことをちゃんと守れるんか試してやる｣

俺らの、ねぇ.....
自分が心配だからって正直に言えばいいのに
本当に素直じゃないな笑
まぁ、俺もどんな人か気にはなるから止めないでおこうっと

｢だから違うってば！あれは私のお兄ちゃんなの！｣

へー、お兄ちゃんなんだ

ん？

｢｢｢｢お兄ちゃん.....？｣｣｣｣

｢東京の友達と遊ぶついでにお母さんからの差し入れ持ってきてくれたの
久しぶりに会ったからご飯だけでも食べに行こうってなって、海青君と樹君が見たのはその帰り｣

山彰｢お兄ちゃんって、和輝さんじゃろ？
お前昔はよく喧嘩しとったやん｣

｢いつの話してんの？笑
お互い大人になってからは結構2人でご飯食べたり買い物したりしてるから笑
そう言えば彰吾君によろしく言っといてってさ
後なんの事かよくわかんないけど頼んだからなって伝えておいてって
約束でもしてたの？｣

山彰｢.....別に
男同士の秘密じゃ
今度はちゃんと守りますって伝えておいてくれ｣

｢いっその事連絡先教えようか？
毎回伝言頼まれても面倒臭いし笑｣

山彰｢おー｣

過保護組は力が抜けたのか椅子にぐったりともたれかかっている
今から練習なのに大丈夫？笑

｢陣さんも彰吾君も早とちりし過ぎだから笑
大体私に彼氏なんているわけないじゃないですか笑
今は皆さんのサポートで精一杯です笑｣

陣｢ホンマか！？ホンマにおらんのやな！？｣

海｢好きな人もいないんですよね！？｣

山彰｢おるんやったら今のうちに白状した方が楽やからな？｣

慎｢どうなんですか！？｣

拓｢教えてください！｣

陸｢皆そのくらいにしないと｣

雷が落ちるよって言おうとした矢先に

｢もーうるさい！！いないって言ってるでしょ！！
いい加減にしないと今日のケータリング肉抜き弁当だからね！｣

バタンと扉を強く閉めてスタスタと足音が遠ざかる

陣｢あー、マジで焦ったわ｣

海｢良かったぁ〜｣

怒られた事よりも彼氏がいない事の安心感が勝ったらしい
慎と拓磨はハイタッチしてるし山彰もご機嫌なのか、珍しく自分から翔平に絡みにいっている

どうやらAに彼氏ができるのは当分先のようだ

頑張れA.....