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慎side

こういう時って話しかけたりしてくるんじゃないの?


これまでのスタッフさんには気を使ってなのか、無理に話題を作ってコミュニケーションを取ろうとする人もいた
無視をする訳にもいかなくて頑張って笑顔で応えていた
今日もそんな感じだろうと思っていたのに

「最近プリレジェ組スケジュールパンパンでしょ?
休める時に休まないと後に響くからね〜笑」

慎「あ、はい」

結局会話はそれだけで、俺は現場に着くまでずっと寝ていた

監「はいカット!じゃあ慎君はNEXTの2人が来るまで休憩ね
次のシーン行くよー!」

慎「ふぅ...」

ス「慎さんお疲れ様です!
さっきのシーン凄くカッコよかったですよ!」

慎「あ、どうも...」

ドラマの撮影が始まってからずっと声をかけてくるスタッフさん
いつもなら北人さん達が声をかけて助けてくれるけど今日はそうもいかない
2人が来るまで休みたいのに
ハードスケジュールなのと、初めて演技をするプレッシャーで想像以上に心身ともに疲労している
そんな俺をお構い無しに話しかけてくるスタッフさんにイライラし始めた

慎「あの、」

「長谷川さん!ちょっといいですか?」

声のする方を見るとAさんがこっちに歩いてきた
長谷川さん.....?
いつも呼ばれない呼び方に疑問を抱く

「メイクさんがヘアセット少しだけやり直したいみたいなので休憩室まで行ってくれませんか?
少し離れてるので途中まで私が案内します」

普段使わない敬語に更に疑問を感じたけど正直助かった

慎「わかりました」

「お話中すみません
失礼します」

スタッフさんに一礼をしてAさんの後についていく
案内された部屋は現場からすぐの場所で、中には誰もおらずソファとテーブルがあるだけだった

慎「あの、これって」

「ごめんね?メイクさんが呼んでたって話嘘なの」

慎「嘘?」

「慎君困ってたみたいだし北人君から聞いてたから
ちょっと困ったスタッフさんがいるって
慎君が強く言っちゃってキャストさんとスタッフが揉めると撮影にも響くからつい、ね笑
監督さんに話はしてあるから出番までここで休んでて
2人が来たら呼びに来るから」

慎「わかりました」

違うだろ
「ありがとうございます」ってお礼くらい言えよ
自分に言い聞かせるも中々言えず、そのままAさんは現場へ戻ってしまった


あの人なら普通に話せるかも










呼びに来てくれた時にお礼言ってみようかな




色々考えている内に眠気が襲ってきて静かに瞼を閉じた

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美咲(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2022年11月11日 8時) (レス) @page9 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
羽月巫琴 - 面白そう…!頑張ってください! (2022年11月9日 20時) (レス) @page1 id: 0d6ec116e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月9日 20時

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