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「あ!A!おはよう!」
講堂に入ったら
すでにユリちゃんが席についていて。
「おはよう。」
ユリちゃんに向かって手を振りながら
隣に席に向かった。
「.....ねぇ、櫻井氏のほっぺた。やったね(笑)」
席についてすかさず
ユリちゃんが耳打ちしてきて。
「.....えっ!?そんなに跡になってる?」
前の方で、相変わらず友達と楽しそうに話す翔は
ここからは分からなかったけど。
「さっき見たの。
赤くなって腫れぼったかったからさ。」
ユリちゃんは机の上に立て肘ついて
翔の方を見て。
「めちゃくちゃショックだったんだろうね(笑)
Aにひっぱたかれるなんて、思ってもみなかっただろうからさ。」
「.....叩くつもりはなかったんだけど.....
いざ面と向かったら.....やっぱり......」
それだけ、私も悔しかったんだな。
って、改めて思ったんだけど。
でもやっぱり、やり過ぎだったよね......?
どんどん大きくなる罪悪感に
ため息が出て。
「別にいいじゃん?
その怒りと悲しみ、ちゃんと形にして伝えないと。
叩かれて当たり前のことしたんだから。櫻井氏は。」
ユリちゃんがフォローしてくれたから
それでいい事にしようって納得して。
バッグの中からテキストやノートを取り出した。
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「Aちゃん!ユリちゃん!」
入り口の方で、マイちゃんとミクちゃんが手を振って
こっちへ向かってきた。
席に座るなりミクちゃんが
「.....ねぇ、見た?」
ピンとこなかった私とユリちゃんは
2人して顔を見合わせて。
それを見たマイちゃんが、周りに聞こえないような声で、話し始めた。
「泉谷さん、留学決まったって。
学生課の掲示板に貼ってあったの。
もう、来週には行くみたいだよ?」
それを聞いたユリちゃんと私は
また2人で、顔を見合わせた。
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遥(プロフ) - 翔潤Loveさん» いつもありがとうございます!空回り翔くん....愛おしいですよね(*´-`)6章まで来てしまいました.....永遠に読める小説目指して頑張りまーすヽ(´▽`)/ (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 花菜さん» 話のスジが読者様に丸わかりの連載wwwそれだけDSHの翔くんが単純でわかりやすいって事ですかねw最近ストーリー展開がゆっくりすぎて、クドイかなと思いながら書いてたのですが“丁寧に”という評価をいただけて嬉しいです(*´-`) (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - mikkyさん» 待っていただいてありがとうございます!おかげで楽しく書き続けられてます(*´-`)大人な2人とピュアな2人....これからも見守ってくれたら嬉しいです!ピュアな2人....果たして逃げくれるのか!それとも追い越されるのか....乞うご期待ですw (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - まみ公さん» ヤキモチ焼いて暴走する翔くん...きっとこれからも登場する気がしています(*^^*)そんな事してる間に、きっとユリちゃんと相葉くんは追い越していくw6章も待ってて頂けたら嬉しいです! (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» いとも簡単に追い越される翔くんを全速力で準備中ですw簡単に1つになっちゃったら、DSH終わっちゃう気がするので(笑)とか言ってると妄想の中の翔くんに怒られそうですね(´ー`) (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥 | 作成日時:2020年10月18日 10時