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久々に口に含んだアルコールは
ごくん、と飲み込むと
シュワシュワと音を立てて
体の中を一瞬で熱くした。
ドキドキと
翔に初めて恋した時のように動く心臓は
アルコールのせい？
それとも....
モヤモヤと考える私を
何も言わずに横目で見ては
グラスのビールを飲んでいる翔は
確実に
私からのアクションを待っている。
打ち明けるなら
早いほうがいい。
そう思った私は、
翔に、白状することに決めた。
「.....ニューヨークに、転勤しないかと。
上司に言われたの。」
「.....へぇ。」
翔は、私の顔なんて見もしないで
無表情のまま
グラスのビールを流し込んだ。
まぁ、妥当な反応よね。
ちょっとだけ寂しいと思った私は
やっぱり翔に、未練があるんだと思う。
“離れたくない”
そう思うのに
翔は、少しもそんなこと思っちゃいない。
「.....で、出発はいつ？」
ちっとも減らないわたしのグラスとは対照的に
どんどん減っていくそれを眺めてる翔は
一体、何を考えているかさえもわからない。
「.....正式に決まれば、来月の頭には。」
「.....ふーん。」
翔は、右手で自分の唇に触れて
何かを考えてるみたいだったけど
その手はすぐにグラスに戻されて
どんどんアルコールを流し込んでいく。
「.....今日、ピッチ早くない？」
そんなお節介を言う私を
翔は鼻で笑って
そのあと、小さなため息を、１つついた。
「.....Aってさぁ....ホント仕事好きだよな。」
「.....その言葉、そっくりそのままお返しするけど？」
確かに仕事は好きだけど
忙しくなればなるほどテンション上がってく翔と比べたら
決してそうはならない私は
そんなに仕事好きってわけじゃないんだと思う。
「.....まぁ、俺の話は置いといて。」
自分からその話を振ってきたくせに
自分でその話題を締めて。
翔はまたグラスのビールを飲み干して
冷蔵庫から新しいビールを取り出した。
私のグラスのビールは、一向に減らないまま
どんどんぬるくなっていく。
「.....例えばさぁ。」
それだけ言った翔は
自分で缶ビールを開けて、グラスに注ぐ。
そしてそれを、またものすごい勢いで
飲み干していく。
「.....大丈夫？」
今日はおかしい。
さすがにそう思った私は、思わず声をかけた。
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陽愛(プロフ) - 遥さん» 潤くんは本当天使です…('◇')ゞ きみはペットの頃とかもう…最高すぎて泣けます(´;ω;｀) (2021年2月16日 11時) (
レス) id: 51824e8c82 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 陽愛さん» 天使潤くんですもの！年下カレシになったら可愛くて仕方ないですよね´`*それでいてカッコいいから、キュンときちゃうんですよね〜！年上彼女をどんどんキュンとさせてほしいですね！ (2021年2月15日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
陽愛(プロフ) - 遥さん» やっぱり年下っていいなーって読んでて思いました(n*´ω`*n)ホワイトデーの年下潤くん楽しみにしてます(*'ω'*) (2021年2月15日 11時) (レス) id: 51824e8c82 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 陽愛さん» 読み逃し発見してくださってありがとうございます´`*年下潤くんのバレンタイン書けなかったのでホワイトデーにでも書けたらいいなと思います( *´艸`)←ノープランですけどw (2021年2月14日 20時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
陽愛(プロフ) - 遥さんの書く年下彼氏潤くんとても好きです…。第三弾読み逃していて読みました、誕生日にキュンキュンしました(´;ω;｀) (2021年2月14日 17時) (レス) id: 51824e8c82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2020年9月19日 14時
