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「.....こっちも結構寒いんだね。」
二人して風呂に入った後。
スウェット一枚では肌寒いっていうAに
パーカーを貸してやると
そのブカブカ具合が可愛いらしくて。
時差ボケだ〜。って言って、ソファーの上に
コロンと寝転がる姿さえ、愛おしい。
「あ。.....潤。作詞したんだ。」
ブックレットをパラパラとめくったタイミングで、俺のソロ曲が流れてきて。
「.....作詞ってほどのもんじゃねぇよ。ちょっとしたイメージとか、頭に浮かんだワードとか、提案しただけでさ。」
ソファーに座って、寝そべったAの頭を膝に乗せて。そっと、撫でてやると
気持ちよさそうにして、身をよじった。
「それでも...すごいよ。潤は...すごい。」
瞳を閉じて、ぽつりとつぶやいたAは
「.....あんまり....遠くへ行かないで。
追いつけなくなっちゃう.....」
夢なのか現なのか、わからないけれど
そのまま、眠りについた。
バーカ。
きっと追いつけなくなるのは、俺の方だ。
でも。
お互いがそう思っているから
必死に手繰り寄せ合って、今の二人があるのかもしれない。
「コンサートに行きたい。」という言葉は
Aの口から聞いた事がなかった。
だから
単純に、興味がないんだなって思っていたんだ。
見せたかったんだ。
俺の、本気。
Aが努力家で、負けず嫌いで
それでいて、ちゃんと結果出す姿をずっと見てきたから。
俺も、見て欲しかった。
テレビや雑誌なんかじゃなく。
生身の俺を、目の前で。
だから、作詞したんだよ。
お前に、コンサートの楽しさを伝えたくて。
魅力が伝われば、ちょっとは興味を持ってくれるかなって。
だけど、必要なかったんだな。
お前はちゃんと、コンサートにかける俺たちの気持ちを
わかっていたから。
簡単に「行きたい」とは言わなかったんだな。
「.....たぶん一生、かなわねぇな....(笑)」
スースーと寝息を立てて
気持ちよさそうに眠るAを抱き上げて
そっと
寝室のベッドに降ろした。
12月23日。東京ドームは
お前のために歌うよ。
幸せそうに眠るAの頬に
優しいキスを、ひとつ落として。
これからの二人の未来を思い描いた。
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遥(プロフ) - まゆみさん» ありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉ数多くの作品の中から見つけていただけて、とっても嬉しいです＼(^o^)／またいつでも遊びにいらして下さいね〜！ (2014年11月19日 21時) (
レス) id: b1143a17b3 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ - はじめまして！潤くんの小説を検索して遥さんの作品見つけてハマりました^_^大野くんカップルのその後が気になります。更新楽しみにしてます。 (2014年11月19日 13時) (レス) id: d3a5616971 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アイさん» Jみたいな彼氏っ！ビバ青春っ！( ´ ▽ ` )ﾉ若いってステキっ！そんな彼氏ができたら、遥に報告せよっ(´･Д･)」（笑）ハルランマンのヤキモチJくん、遥のお気に入りですよ〜( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年11月2日 23時) (レス) id: b1143a17b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - はーい(^O^)/頑張ってきます！ハッピーエンド楽しみ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 受験合格したら、潤くんみたいな人と出会えると信じて！笑 実は遥さんのお話で一番好きなのはハルランマンの嵐だったり。←いきなり (2014年10月31日 23時) (レス) id: 3519b456f9 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アイさん» 遥はハッピーエンドしか書けませーん( ´ ▽ ` )ﾉだから安心して勉強したまえ受験生！←おせっかいw (2014年10月30日 22時) (レス) id: b1143a17b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年10月23日 0時
