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またきっと明日がくる.9 ページ9

 
 
 
「降参、降参ー」



俺はあくたがわの頭と腕を離してそこから退いた。
すると、後ろからあくたがわの怒鳴り声が聞こえる


仕方なく振り返ると、その顔は般若に勝る顔で、酷いものだった……
酷いというか、素直に怖かった…



「んだよ、お前が勝ったくせに文句かよ…」



「巫山戯るなっ!!
まだ僕はやれる!!それを貴様っ!!」



「はぁー……だって、お前降参しねーし…
俺だってあんな不毛な状態で手合わせを続ける気はなかったしな。」



「そんな温い考えでポートマフィアで生きていけると思うのか!!」


……やっぱコイツ勘違いしてるよなー……?



「あのさー…お前、やっぱ最初から勘違いしてんぜ?」



これが手合わせという殺し合いとか…



「それ以前に俺はポートマフィアじゃねぇし。
そもそも、素手の俺がナイフすら持ってねぇのに、異能力やらなんやら持ってるお前に勝てるなんて思ってなかったしな。」



そう言ってやると、ポカンとした様な顔になったあくたがわ…



そんなあくたがわを置いて、俺はなかはらさんの所にかけよった



すいません…
あくたがわをねじ伏せた際に、服が汚れた…
その事を謝ろうとを開いた途端、俺はなかはらさんに抱きしめられた……



「バッカ野郎……
殺し合いみたいな喧嘩が日常なんざ……どういうことだ……!」



「実際………そうだった………ので…」



いきなり過ぎて俺の言葉は途切れ途切れ…



「でも、別に平気でしたよ?あ、いや……
当時はそんなにだったけど……今はこうしてなかはらさんがいてくれるので、何でも平気に思えちゃいます。」



そう言うと、また帽子で顔を覆われた。


なかはらさん……照れてるのかな?



「おい、太宰。
俺ァ先に首領とこに行って事情を説明してくる。


…手前、程々に為といてやれよ。」



厭に最後の台詞を低くしてなかはらさんと俺はその場から離れた。
何を「程々に」と行ったのかは分からない。
そして俺は…知ろうとも思わなかった…



 




 




 





 





 



察しようが、察しまいが、この世は知らなくていいことは知らずに為ていればいい

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アミ - 更新頑張って下さい! (2020年3月27日 16時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年12月23日 23時) (レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - すごく難しい気が...。でも凄くい話ですね!続きが気になります!更新出来れば再開してください。お願いします。 (2018年12月15日 7時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜美(プロフ) - 更新がんばってください (2017年5月3日 16時) (レス) id: a15b068210 (このIDを非表示/違反報告)
白蜜 - とても面白いです!! 続きが凄く気になります! (2017年2月13日 7時) (レス) id: 6cc179f9dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いないな | 作成日時:2016年6月23日 18時

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