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3話 ページ4

まぶしさで私は目を覚ました。
カーテンを閉め忘れたか・・・と思ったが、そもそもない。
ここは、私の家ではないことを忘れていた。
夢だったら、どんなに良いことか。

とりあえず、もう一度寝よう。
寝たのに疲れがとれない。
そもそも、このベッドが悪い。
というか、これは巨大な木の机じゃないか。
硬いし、寝返りがうちにくい。
扱いが、悪いことはわかっているつもりだが、
慣れるまでに、睡眠障害にでもなりそうだ。
昨日は、いきなり国のために使えろだ、
食事はまずいだで、身体は疲れ切って、
すぐに寝れたが。
この先、生活していけるだろうか。
いや、ここで、この世界で生きることを覚悟しなければならない。
こんなささいなことで、自覚するほど、そう思ってしまうほど、
私は恵まれていたんだなあ。

「マリア。食事の用意ができております。」
マリアと呼ばれたが、すぐに反応できなかった。
「・・・ありがとうございます。今すぐ行きます。」
とりあえず、少し間があったが返事はできた。
私は、マリア。この世界で生きるなら、自覚しなければ。


続く

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作者名:アスカ | 作成日時:2017年8月15日 23時

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