25話 ページ26
そこから先には、ひまわり達がいた。
まるで、人のように仕事をしている光景があった。
ひまわり達の仕事ぶりを見ていてもたぶん私邪魔だろうから、
まだ、続いている道を進むことにした。
歩いていくとひまわりのほかにも、象の小さいサイズみたいな生き物や
カメがいた。
しばらくすると、急に天井が高くなった、
そして、熊がいた。
2足歩行しているのとサイズがおかしい時点でただの熊ではないが。
「はちみつちょうだい。」
いきなり熊がはちみつを要求してきた。
たぶんはちみつを集めてこないとこの先に行かせないつもりなのだろう。
その巨体でこちらを見下ろしてくる。
「はちみつちょうだい。」
私は、はちみつを集めることにした。
やっと手のひらサイズの器にはちみつ・・・いや花の蜜を集められた。
要求してきたものと多少違うが、とりあえず渡しに行ってみよう。
「はちみつよこせー!」
これは熊の声だと思うが、さっきと様子が違う
そっと、近づいてみるか。
私が目にしたのはなぜか怒ってる熊と4人の集団。
「はちみつよこせよー!!」
その声とともに黒髪の男性に熊のこぶしが向かって行く。
いや、あの人は白龍皇子だ。
なんで、彼がいるのだろう。そんなことよりも、彼が危ない!
私は無理やり彼の体をつかみ別の場所に移動させることに成功した。
・・・はずだ。あれ?なんで真っ暗なんだ?
「あの、ありがとうございます。マリア殿。」
上から声が降ってきて、私はようやく自分が目を閉じたまま
彼にしがみついていることに気が付いた。
・・・いつまでも、この体勢のままにはいかない、
さっさと離れよう。
続く
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作者名:アスカ | 作成日時:2017年8月15日 23時