第五訓 ページ6
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「…総悟くん、ほんと強いね」
俺は今道場で大の字に寝転がっている。
稽古は総悟くんの圧勝。俺はやっぱり日が昇っている間は動けないらしい。
「A兄、弱くなりやしたか?」
「うるせェ」
「ははっ、にしてもA兄の動きは読めねェや」
「とか言いながら勘で当ててくるくせにッ」
「すねんなよ」
総悟はまた俺の頬を触る。起きた時といいなんで俺の頬ばかり触るんだ。
男の肌なんか触ってもいい気しないだろうに、ましてや稽古後で汗もかいてるし…
「何?総悟くん、甘えたなの?俺は君のお姉さんじゃないよ」
「当たり前でィ。姉上じゃなくてA兄なんでね」
「はは、なにそれ」
それからすこし総悟と話をした。朝の見廻りや、昼に団子屋で万事屋の人たちにおごらされたとか…
あと、土方さんのマヨネーズに下剤を入れたとか…大丈夫かな土方さん。
近藤さんはいつも通りストーカーに勤しんでいるらしい。新選組だよね?ここ。
「いいな、俺も昼とかに動けたらよかったんだけど。でも総悟くんが楽しそうで何よりだよ」
「…A兄は明日も非番ですかィ?」
「うん、明後日まで非番だよ〜。土方さんも近藤さんも俺のプリティフェイスに弱いからね」
「なら、明日俺と見廻りついでに昼の歌舞伎町を散歩しやしょう」
「それ、俺を案内する口実にさぼりたいだけだろ」
「あ、ばれやした?」
楽しそうにケラケラ笑う総悟。
年相応でとてもかわいらしい、よかった。こんな風に笑えるんだ、総悟も。
「でも、いいなそれ。昼の歌舞伎町、散歩しようか」
「一緒に怒られてくれるってことですかィ?」
「土方さんの説教が夜だったらね」
よし、明日の予定もできたしちゃちゃっと風呂に入って早めに寝ないとな〜
昼から起きてなきゃいけないから最低でも22時までには寝たい。それでも遅いけど。
「よいしょっと、俺は風呂入ってくるけど総悟くんは?」
「俺はもうちょっと竹刀振ってから戻りやす」
「ん、分かった。ほどほどにね〜、ふあァ…」
やば、さっそく眠くなってきた…寝落ちする前に早く行こう。
今日はいつもより日の上っている時間に起きていられた。少しずつ慣らしていきたいな。
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作者名:あ | 作成日時:2024年3月6日 2時