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〜やっぱり変わらない君が好き〜 ページ10

ここは…?
まぶたが重い…まだあの時の毒が消えていないのかな…
目を開けるとそこは…ただただ黒く染まった空間だった

「あれ…フウカ?起きたか…」
「いやっ!」

私にほほ笑みかけるチトセの顔…
驚いて固まっているとチトセが私の目の前にいた
ち、近い…っ
反射的に銀の魔法を発動させてしまった

「わっ!使うな!」
「えっ?」

その言葉に驚いたが、もう魔法は止められなかった

「わぁあぁあ!やめろぉー!!」
「えっ!風で浮いちゃったっ!?」

慌ててすぐさま魔法を消すと…

「だーかーらっ!すぐ消すなよー!落ちるっ!」
「きゃっ!」

ドスン…
すこしの沈黙…気まずい空間…
チトセは慌てていた私のすぐ隣に落ちてきた

「ご、ごめんなさい…」
「謝んなって、ってて…それよりよ、目覚めていきなりそれするか?」
「だ、だってっ!それは顔が近くて…あぁあ…言い訳になっちゃった…ごめん…」
「謝ることないって言ったろ?」

落ち込んで俯いていた私の頭をぽんぽんと叩いた
私が見上げるとチトセは、ん?どうした?と微笑んでいた
あれ…私たち、普通に話して…

「チトセ…元に戻ったの…?」
「元に戻ったも何もこんな感じだよ。」

あの時の冷たい視線でも、低い声でもなく、紛れもなくチトセだった

「チトセっ!チトセぇ〜っ良かったよォ…うぇぇぇ〜んっ」
「ちょっやめろっくっつくなよ…照」
「それじゃあ、もう行かないでよ…?」
「行かねーよ。」
「何でこんなことになったのか、話してくれない?」
「…分かった」

そう言いながら、チトセは暗い部屋に小さな明かりを灯した
大切な貴方に会えたことを今もまだも信じきれず、心がドキドキしていた
こんな気持ち初めてで…今日は眠れなそうだな…
言葉にできない思いを秘めて、私達はいつの間にか見つめあっていた
外はいつの間にか夜で、月明かりが私たちを照らしていた

〜この想いは変わらない〜→←〜変えてくれたのは…君だよ〜



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七海 - 作品見ました!とてもいいと思います!これからもぜひ頑張ってください!応援しています! (2019年3月27日 11時) (レス) id: b4f695295e (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 佐倉 作楽さん» いいの!困ったときはお互い様でしょ? (2018年2月14日 0時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 作楽(プロフ) - friskさん» 教えてくれてありがとう^^ (2018年2月10日 11時) (レス) id: 89cb129ae2 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - キースカッコいい!!最高!フウカいいなぁ♪ (2018年1月31日 22時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 佐倉 作楽さん» この作品面白いですね!!私、キーフウがすきなんです!キースかっこいいなぁ!皆が絶するようなことっていったい…… (2018年1月23日 0時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉 作楽 | 作成日時:2017年12月22日 23時

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