検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:50,131 hit

ページ24

.



「玉!Aをあまりイジメんなよ」
「えー!いじめてないよ?」
「いじめてるだろ!」

宏光が私の手を引っ張って、後ろからギュッて抱きしめる。…まってもう、キャパオーバーだよ私。


「玉が可愛らしいって言ったのが嫌だって素直に言えばいいのにね」
「…藤ヶ谷てめえ!」
「ははっ、本当に分かりやすい」
「Aちゃんも顔真っ赤だー!可愛いー」
「ニカ!可愛いって言うんじゃねえ!」

皆が私たちを冷やかす。

鈴木くんにも見られてるなんて…先輩としての威厳が!


『宏光、恥ずかしいから離して』
「むーり」
『鈴木くんが見てるから!』
「えー?俺らはいいの?」
『玉森くん達も嫌だけど!鈴木くんの方が嫌!』
「Aさーん。もう先輩としての威厳ありませんから平気ですよー!」
『もう!鈴木くんってば!』

考えてることまでお見通しなの…?あり得ないもう。



皆でガヤガヤしてる中、トントン、と扉の叩く音がする。


『宏光!離して!』
「いや」

離すどころか、更にぎゅーって抱き締める宏光。


「皆さん、そろそろ着替えお願いします」
「はーい」

マネージャーさんは私達を見て、ふふって笑うと会釈して部屋を出た。


「マネージャー公認だね」
「Aちゃんいい子だもん」
「宮田着替えに行くぞ」
「玉!待ってよ!」
「Aちゃんライブ楽しんで!」
「またね!」
「おい!置いて行くなよ俺を!」

宏光は私をぱって離して、Aまた後でな!って走って行く。なんか…台風の目だった気分。


鈴木くんが僕らも行きましょうって涼しい顔で言う。
廊下に居たマネージャーさんに声を掛けると、席案内しますねって連れて行ってくれた。






.






「いや〜キスマイさん凄かったですね…」
『楽屋とは大違い』


前回見に来た時は落ち着いて見られなかった。
今回は今回で隣の鈴木くんがうるさかったけど、前回よりはしっかり見れたかも。

私がデザインした衣装も自分で言うのはなんだけど、やっぱり皆さんに合っている。辛かったけど、この仕事受けて良かったと改めて思った。


スタッフさんに連れられて、また皆さんの楽屋に行く。迷惑だから大丈夫ですって言ったけど、北山さんに連れて来いって言われててって。スタッフさんも大変だな…。


「Aちゃーん、すずっきー!」
『玉森くん!お疲れ様!素敵だったよ』
「本当に素敵でした!」
「2人ともありがとう!」


髪が濡れたままの玉森くんが、こっちに来る。…色気。



.

でも俺に出来ることは→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
537人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 北山宏光
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちび - でもいつかね。幸せになって欲しいですわ⚪︎♡ (2023年2月16日 15時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
ちび - めっちゃ良かったです、永遠なんて無いだから時間を大切にしようと思うんです、アイドルだって1人の人間ですもんね。何もしてやれないし、なヤキモキしてるミツめっちゃ可愛い買ったです。今はね、もう少しアイドルでいて欲しいな思いますね。。 (2023年2月16日 15時) (レス) @page39 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナナシ | 作成日時:2022年1月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。