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「…それで?」
『いつか、サッカーじゃない舞台かもしんねーけど、
お前を国立に連れてってやる。』
『だから、おれが一人前になるまで待っててよ。』
そう言った北山の目は、決意に満ちていて。
あぁ、これは北山が決めたことなんだなって。
北山なら本当にやれるかもしれないなって思った。
「…信じてもいいの…?」
『もちろん。俺は約束は守る男だぜ?』
…そうだった。
私の誕生日にゴール決めるって言ったときも、
クリスマスプレゼントにハットトリック決めるって言ったときも、
いつも約束を守ってくれたんだった。
「あんまり待たせたら、
他の人のところにいっちゃうからね!!」
ふっ、って小さく笑ったと思ったら、
『大丈夫。俺が好きでしょ?』
って小悪魔みたいな顔で見つめてくるから。
「そ、そっちもね!!」
ってテンパってしまう私。
『アイドルになったらできないから。
最後にもう一回…。』
北山の唇は涙と決意の味がした。
fin.
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あっぽん(プロフ) - piroponcandyさん» コメント、そしてお気に入り登録ありがとうございます!そう言って頂けてとっても嬉しいです( ´ ▽ ` )まだまだ手探りですが、楽しんでもらえるお話になるように頑張ります。これからもよろしくお願いします! (2020年12月17日 23時) (レス) id: 5b7fb835a4 (このIDを非表示/違反報告)
piroponcandy(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます。お気に入りにしつ、"みつの夏"読んでます。いいですね、元カレ藤ヶ谷さんに、キレ気味な北山くん。どうなるか楽しみです(^o^)続き待ってます。 (2020年12月17日 23時) (レス) id: bcc9486015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あっぽん | 作成日時:2020年12月2日 23時